ジェフユナイテッド千葉は、5月3日16時からハワイアンズスタジアムいわきで行われる2024明治安田J2リーグ第13節いわきFC(現5位)との試合を前に同月1日取材に応じた。
現在10位の千葉にとって、暫定的ではあるものの勝てばプレーオフ圏内に進出できる大事な一戦。3試合ぶりに白星を得た前第12節のベガルタ仙台戦(2-0)の勢いそのままに、再びアウェーで勝利を手にしたいところだ。一方、直近3試合負けなしと好調をキープしているいわきFCは負ければプレーオフ圏を脱する可能性があるため、是が非でも勝ちたいに違いない。
双方にとって負けられない一戦となる試合に向けて、千葉の小林慶行監督は次のように意気込みを語った。
アウェー戦を支えたサポーターの声援
ーベガルタ仙台戦(2-0)はタフな試合でした。勝利の要因を教えてください。
ブラウブリッツ秋田戦(第11節1-2)後にも関わらず強いメンタリティを示しながら得点することができて、そして守り切れたことが要因として大きいです。また、アウェーにあれだけのサポーターの方々が駆けつけてくださり、声を枯らしながら自分たちの背中を押し続けていただいたことも力になりました。
とくに2点目は偶然的に起こったものではなく「常に前を向く」という自分たちの意識が共有されていたから取ることができたと思っています。守備面では敵陣でボールを奪う回数を増やすという狙いを持っていますが、それは同時に自分たちが失ったボールを再びすぐに奪い取るという狙いにも繋がっているものです。自分たちはその部分を積み上げている最中なので、それがしっかりと得点に繋がりました。
後半は自陣に押し込まれることも多かった。それでも泥臭く最後のゴール前でCBメンディ(メンデス)とDF久保庭(良太)中心にゼロにできたことはポジティブですし、選手たちもあの状況でどのようにプレーするべきかは整理できていたと思います。
ー仙台戦での勝利は、ハードワークな戦術を実行する選手たちの士気を保つためにも重要でしたか?
勝つことが重要なのは千葉に限らずどこのプロチームでも変わりません。ただし、勝つことにより自分たちのサッカーに対して自信が生まれることは間違いありませんから、勝利したゲームでもしっかりと反省してフィードバックをすることでチームを前進させることが一番大事だと思っています。