道の駅の特徴

道の駅のある米沢市は山形県の最南端に位置しており、福島県と隣接。市内には歴史ある場所が数多くあり、戦国武将・上杉氏の城下町として知られている。

『道の駅米沢』は、山形県の南の玄関口・置賜地方に位置。東北中央自動車道の米沢中央IC降りてすぐと、アクセスは抜群。2018年のオープン以来、来館者数500万人を超える東北でも屈指の人気道の駅。駐車場は広く、10台ほどの駐輪場も用意されている。

道の駅店内は上杉藩の城下町をイメージしている。入り口を入ると、右側には地場産の旬の野菜や果物が並ぶ農産物販売所や物産品販売所、コンビニのある買い物エリア、左側にレストラン、フードコートのある飲食エリアとなっている。物産品販売所には置賜地方の特産品が揃い、ワイン、クラフトビールなどの酒類も豊富。なかでも日本酒は県内の有名な酒蔵のものがほぼあるのでは、というほどの充実の品揃え。弁当類も充実で、手作りの米沢牛のすき焼き弁当などを購入できる。

飲食では、米沢牛のステーキレストラン、牛どんぶり、米沢ラーメン、十割ソバの3店舗があるフードコート、ファストフード店と、バリエーション豊かな店舗が揃う。レストランではハンバーグや牛鍋の定食を提供するほか、「オーダーカットステーキ」ではショーケースから好きな部位の肉を80gから注文することができ、値段は高くなるが米沢牛三昧で贅沢もできる。米沢牛の生肉提供店として牛刺しやタタキ、ユッケなど、ここでしか味わえないレアメニューは必食したい。

気軽に米沢牛を満喫するならフードコートの「謙信亭」がオススメ。米沢牛寿司盛り合わせ(2貫)や、3種ある米沢牛重をお手頃価格で楽しめる。米沢ラーメン「毘沙門」では、あっさり醤油スープの「米沢ラーメン」が1番人気で、オリジナルの辛みそがのった辛みそラーメンが2番人気。そば処人気No.1メニューは、山形県産「でわかおり」のそば粉を使った「十割板蕎麦」。次いで天ぷら付きが人気で、ほかにも山形名物の冷たい肉そばや、米沢牛つけ蕎麦も味わえる。

ファストフード店では、季節のソフトクリームが大人気で、サクランボやラフランスなど、季節ごとに旬の食材が使用される。鷹山秘伝豆などのジェラートやオリジナルのアップルパイも人気。ほか、米沢牛串や米沢牛入りのメンチカツなど、米沢牛を使った軽食も食べられる。

米沢からは西吾妻スカイバレーを通って裏磐梯方面や、R121で喜多方方面にもアクセスが可能。道の駅は山形県の南玄関口として、土産充実・グルメ充実・観光情報充実と三拍子揃った道の駅はツーリングの行き帰りに大いに活用できる。米沢牛を贅沢に味わい尽くせる道の駅は、ツーリングの目的地や休憩スポットにぴったりだ。