設置の工夫
車は動くものです。
当たり前のことですが、振動や遠心力がどの様にメッシュパネル自体や掛けたり吊るしたりした物にどう影響するのかは、なかなか想像できないものです。
そういう意味では、走ってみないと分からないのでちょっとした不具合はつきものと思っておいたほうがいいと思います。
ただし、大変なことになるのは避けたいので取り付け方には工夫が必要ですし、不具合にどう対処するかを考えることも大切です。
以下で私がやっている工夫を紹介しましょう。
設置したすべてのメッシュパネルにそれぞれの工夫があります。
●出入口のメッシュパネルは、木枠の台を作りパネルの位置が吊るしやすい高さにしました。
●ギャレーのメッシュパネルは、つっかえ棒で設置場所を移動させることができるようにしています。
●シンクのメッシュパネルは、電源制御盤のボードを利用してパネルが動かないように設置。
●クローゼットの側面に掛けたメッシュパネルは、旅行カバンなど少々重いものでも収納することができるように頑丈に固定しています。
実際に1年間使ってわかったこと
ゴム紐やマジックテープなどで荷物の揺れ止めが必要
車が走行中に揺れることで、掛け吊るした物が揺れて落下したことがあり、掛けたり吊るしたりした物の大きさに応じて、ゴム紐やマジックテープで揺れ止めをしています。
特に、出入口に設置したメッシュパネルは車内の天井部まで高さがあるので、上にいくほど大きく揺れて、重いものは絶対置けません。
メッシュパネルに掛ける物の配置を考えて、重心が下になるように心がけています。
つっかえ棒がぐらぐらに!?
車の振動は想像以上にハードでした。
ギャレーに設置したメッシュパネルの支柱のボルトがいつの間にか緩んで、支柱がぐらぐら。
もう少しで倒壊という状態になったことがあります。
ボルトレンチで相当強く締めあげていたのですが、車の振動の影響は大きかったようです。
接地面をボルトで密着させているだけなので、致し方ないところですが、倒壊は避けたいので、こまめに注視する必要があると感じました。
防水トレーが必要になった
雨の日は雨水を車内に入れないことに注意するのですが、メッシュパネルを使って雨具を1カ所に集めた影響で、雨水も1カ所に集中して量が多くなり、マットで吸収できない雨水が車内の奥に流れ込むことになりました。
最初は、マットから車内奥に流れ込む雨水をタオルで拭くようにしていましたが、雨の日は毎回同じことになるので、防水トレーとマットの組合せで防ぐことにしました。