DX(デジタルトランスフォーメーション)をはじめとした急速な環境の変化に対応しながら働くために新たなスキルを習得する必要を感じている方も多いのでは?
ヒューマンホールディングス株式会社がリスキリングに取り組む意向がある20~39歳の男女1032名を対象に意識調査を実施しました。20~30代の働く人々は、キャリア構築やリスキリングについてどのように考えているのでしょうか。
リスキリングとは?
新たな職業に就くために、あるいは現職で必要とされるスキルの変化に適応するための学びなおし、リスキリング。昨今では、経済産業省や厚生労働省などが人材再教育のために財政支援施策を行っており、企業を通じた給付が7割以上を占めています。一方で4月には、労働者がみずからの意思で取り組みやすくするため、5年以内をめどに個人への給付が5割を超えるよう改める動きも。企業経由から個人への直接支援への転換をきっかけに働きながら学び、新たなスキルを習得することがより推奨される兆しが現れています。
回答者の7割超が「将来に対して不安を感じている」
将来の展望やキャリアの意向についての設問。「将来に対して不安を感じている(73.2%)」、「環境の変化に置いていかれないようにしたい(71.5%)」(いずれも「あてはまる」「ややあてはまる」の合計値)など、将来や現状への不安を抱いている人が過半数を占めていることがわかります。一方で、具体的なキャリアプランを描けている回答者は30.1%という結果に……。将来の不安解消やリスクヘッジのためのキャリアプランや目標が明確に設定できていない方が多いようです。
習得したいスキル1位は「英会話」
リスキリングに取り組んだことのある、またはこれから取り組みたいと思っている分野について質問したところ、1位は「英会話(25.4%)」、2位「会計・経理・財務(15.0%)」、3位「FP[ファイナンシャル・プランニング](14.7%)」という結果に。20~30代においては、業務のグローバル化などに対応し、語学スキルを身に付けることで業務範囲を広げる意識が強い傾向にあるように見受けられます。
キャリア構築のためにリスキリングに取り組む
リスキリングに取り組む目的について、見ていきましょう。「自分の価値を高めるため(24.4%)」「仕事の幅を広げるため(19.7%)」「スキルや能力を可視化するため(15.5%)」と続き、多くの人がキャリアアップ・構築に向けて動こうとしていることがわかります。