■相次ぐ邦人拘束

3月、大手製薬会社のアステラス製薬に勤務する男性が北京で拘束された。男性は中国で20年も勤務経験があり、拘束されたその日に帰国予定だったという。同男性も反スパイ法に違反したとして拘束されたが、具体的にどのような行為が原因かなど具体的なことは一切発表されていない。

このケースで拘束された日本人は少なくとも17人に上っている。去年も反スパイ法に違反して6年の実刑判決を受け刑期を終えた男性が帰国し、2019年には中国近代史を専門とする北海道大学教授が帰国直前に北京の空港で拘束される事件もあった。

習政権が国内で日本人や米国人、台湾人などへの監視の目を強めていることは疑いの余地はない。今後はスパイ行為の定義拡大と恣意的な運用に拍車が掛かり、在中邦人の拘束が増える恐れがある。

(取材・文/セレソン 田中)

提供元・Sirabee

【関連記事】
サイゼリヤ、ミラノ風ドリアに”異変” 「こんな形だった?」ネットで驚きの声続出
「お店に並んだチョコ」のはずなのに… ある世代は別モノにしか見えないと話題
アクシデント発生したスーパー、入り口を見ると… 全て解決する「ユルさ」があった
30代女性の6割がバスタオルは毎回洗濯 「そんなに汚れない」との意見も
注文通り真っ赤な商品を提供したマックが後悔 購入者に「ご連絡を」と呼び掛け