ミシュランマンはなぜ白い?

なぜ白い?ミシュランマン誕生秘話黒いタイヤに隠された白い秘密
(画像=『MOBY』より 引用)

ところで、よくよく考えればタイヤは”黒”であり、ミシュランマンは”白”です。なぜ彼は白いのでしょうか?

当時、車は高級品であり、その付属品であるタイヤもまた高級品。そのため、タイヤは1本1本白い紙や布が巻かれて販売されていました。

その白い紙に包まれたタイヤが、積み重なった状態で生まれたのがミシュランマン。彼の”白”はタイヤの色ではなく、タイヤを包む紙や布の色だったのです。

ちなみに初期の頃、彼はメガネをかけていました。これは、当時の客層を反映したものです。

当時車を所有できたのは”上流階級”の人だけ。その人たちは丸メガネをかけ、葉巻を吸い、ワインを飲んでいたことから、その姿を反映させたと言われています。

時代とともにミシュランマンも変化している

なぜ白い?ミシュランマン誕生秘話黒いタイヤに隠された白い秘密
出典:ミシュランガイド(画像=『MOBY』より 引用)

初期のミシュランマンはミイラのような見た目をしており、どちらかといえば「怖い」という印象を覚える外見でした。

しかし、ドライバーに安心感を与えられるよう、表情はどんどん柔らかくなっていき、そして笑顔になっていきました。時代の変化とともに、ミシュランマンもフレンドリーな見た目へと変化しています。

その間、彼の体の色はずっと白。歴史からみれば、体の色はこれからも白いままでしょう。

タイヤ1本1本を大切にし、丁寧に作っているという思いが、ミシュランマンを通じて感じ取れるのではないでしょうか。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

【関連記事】
【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて