初心者向けの選び方
リーシュコードの種類
先にお伝えした通り、リーシュコードには足に巻くタイプとリングタイプ、クリップタイプ、布製フックタイプの4種類があります。スキー場で板をレンタルしたとき、足に巻くタイプが付いていることがほとんどです。
リングタイプはスマートで目立ちにくく、クリップタイプはワンタッチで装着できます。また、布製フックタイプならスノーボーダーから人気の高いBoaシステムのブーツのワイヤーを傷つけないので、故障を気にせずに使うことが可能です。
使いやすさで選ぶ
リーシュコードは、着けやすさについて確認するようにしてください。今後何度も滑る予定であれば、付け方やすくスムーズに着脱できるリーシュコードであることが望ましいでしょう。
また、長時間滑っているとリーシュコードは緩んできてしまいます。スノーボードで滑走するときは基本グローブを着用するので、緩んだり外れてしまったときにグローブをしたままでも取り付けられるものがおすすめです。
デザインで選ぶのもよし
リーシュコードには、さまざまなデザインがあります。シンプルなデザインから少し派手なデザインのものに加え、カラーのバリエーションも豊富です。同じコーディネートでも、アクセサリーが違えば全体の印象が変わるでしょう。
スノボウェアと同じで、リーシュコードがワンポイントのアクセントになります。自分のスノボウェアやブーツ、板に合わせたリーシュコードを選んでゲレンデでもおしゃれを楽しんでみてください。
使うときの注意点
少しの傾斜でも板は流れる
スキー場には平地に見えてもわずかに傾斜している場所があり、そのわずかな傾斜でも板は流れてしまいます。着脱するときに板が流れるのを防ぐため、平地だと思ってもリーシュコードの着脱は板を手でしっかり掴んで行いましょう。
また、リーシュコードを着けようと板を地面に置いた途端に流されてしまう場合もあります。リーシュコードをしっかり着け切るまでは油断せず、なるべく板から目を離さないよう注意してください。
片足だけ外すとき
リーシュコードが着いている方のビンディングを支えなしに外してしまうと、板が勝手に流れ出すことがあります。そのため、平地を歩くときやリフトに乗りたいときなど、片足だけ板から外したい場合は必ずリーシュコードが着いていない方を外しましょう。
うっかり流してしまうと板は思った以上に速いスピードが出るため、なかなか追いつけません。休憩中でも気を抜かず、板が勝手に流れていかないよう充分注意してください。
リーシュコードを外すのは最後
リーシュコードの役割は、板がゲレンデの斜面を流れてしまうのを防ぐことにあります。そのため、滑り終わって板を外すときリーシュコードは必ず一番最後のタイミングで外しましょう。
また、外すときはビンディングとリーシュコードをきちんと持って、板が勝手に流れていかないようしっかり手元で固定してください。自分だけでなく周りのスキーヤーやスノーボーダーもケガなく帰れるよう、最後まで気を抜かないようにしましょう。