値上がりが止まらないスイス製ウオッチに対し、確かな技術力で高いコストパフォーマンスを実現する国産時計。なかでも老舗メーカーが作る時計は、高い機能性はもちろん、信頼性やメンテナンスのしやすさも魅力的で、いわゆる“ハズレ”がないという面でも安心して購入できるだろう。この記事では、初めて時計を買う人も含めたライトユーザーから、日常使いに適した汎用性の高い1本をお探しの時計ファンまで、幅広くおすすめできる“7万円アンダー”の良作モデルを紹介する。機械式ムーヴメントメーカーとしても世界的に定評のあるセイコー、オリエントの3月〜5月発売の最新作から厳選しているので、時計選びの参考にしていただければ幸いである。

【“7万円アンダー”の良質国産時計①】

SEIKO 5SPORTS(セイコー 5スポーツ) SNXS(2024年5月10日発売)

【セイコー、オリエントから厳選!】“7万円アンダー”の良質国産時計、本日4月18日発売の限定記念モデルも
(画像=■ともにSS(37.4mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.4R36)。5万3900円、『Watch LIFE NEWS』より引用)

世界中から愛されたセイコーのスポーツウオッチ・SNXSモデルをベースに、“EDC(Everyday Carry)”をコンセプトに開発されたセイコー 5スポーツの新シリーズ。ベースモデルの特徴であるコンパクトなサイズと、中央が膨らんだフルフローの流れるようなケース形状、その流れを邪魔しない4時位置のリューズを踏襲しながら、様々な改良が加えられている。

スポーティな仕上がりのバーインデックスと合わせた時針に、1970年代の5スポーツで多く採用されていたオレンジ色の秒針を採用し、時分針とのコントラストが目を引く文字盤。また、新開発のメタルベルトはかまぼこ形状の立体的なコマに美しい陰影が生まれ、クラシカルな印象に仕上げられている。

ムーヴメントには、自動巻きのキャリバー“4R36”を搭載し、パワーリザーブは41時間。カラーバリエーションはネイビー、ブラック、アイボリーの3色が展開され、価格はいずれも5万3900円だ。

【問い合わせ先】
セイコーウオッチ お客様相談室
TEL.0120-061-012

【“7万円アンダー”の良質国産時計②】

ORIENT MAKO(オリエントマコ)
オリエントマコ 20周年記念モデル(2024年4月18日発売)

日本限定500本!豪華仕様の特別感あふれるアニバーサリーモデル

【セイコー、オリエントから厳選!】“7万円アンダー”の良質国産時計、本日4月18日発売の限定記念モデルも
(画像=■Ref.RN-AA0822L。SS(41.8mm径)。20気圧防水。自動巻き(Cal.F6922)。日本限定500本。5万7200円、『Watch LIFE NEWS』より引用)

1960年代から長年に渡って系譜を築いてきた代表的なオリエントダイバーズの意匠を引き継ぎ、青鮫を意味する“マコ(Mako)”の愛称で2004年に生まれた“オリエントマコ”シリーズの20周年アニバーサリー限定モデル。

初代モデルから続くアラビア数字を配したブルーの文字盤には、日本を取り囲む美しい海をイメージしたブルーグラデーション塗装を12時から6時にかけて施し、波をモチーフとした型打ち模様が採用されている。6カ所に窪みを設けたオリエントマコ独特の逆回転防止ベゼルは、三角マーカーと目盛りの20分を境にアルミプレートをブルーとブラックに分け、スタイリッシュなカラーリングに。さらに、金色の華やかな針や、4時位置に記された“Anniversary Edition”の文字により、20周年の特別感が強調されたデザインとなっている。

搭載する自動巻き(手巻き付)ムーヴメントの自社製キャリバー“F6922”は、日差プラス25秒からマイナス15秒、駆動時間40時間以上で、安定した精度を実現。アウトドアからタウンユースまで幅広い実用性を誇り、ダイバーデザインをファッションにコーディネートしたいユーザーにも適したおすすめモデルだ。

【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380