関西で春の食材を堪能するならば、外せない店がある。農家が経営する飲食店では、関西で採れた食材を存分に楽しめるだろう。そこで、春を代表する食材やおすすめの店、旬の食材を選ぶメリットを紹介する。
春の食材とは?
関西で「春が旬」とされている食材には「さわら」「新玉ねぎ」「スナップエンドウ」がある。もちろんこれらの食材は関東圏でも味わえるが、さわらをはじめ「関西を中心」に春の食材とされているものだ。
さわら
さわらは漢字で「鰆」と書く。これは関西でさわらが「春の訪れを告げる魚」とされているため。北海道から九州まで、広く春の魚とされているものの、やはり関西圏では、その認識が強いようだ。
さわらは赤身魚でありながらも、白身魚のようなさっぱりとした味わいが人気。塩焼きや刺身など、シンプルな調理法で味わってほしい。
新玉ねぎ
玉ねぎは、皮の色や大きさによってさまざまな呼び名が付けられている。一例として、黄玉ねぎや白玉ねぎ、小玉ねぎなどがある。春に流通する玉ねぎは「新玉ねぎ」と呼ばれ、乾燥させることなく出荷されるのが一般的だ。乾燥という工程を経ずに出荷されるため、みずみずしく甘みが強い。水分が多いため、通常の玉ねぎよりも身が柔らかいことも特徴だ。
スナップエンドウ
スナップエンドウも、春の野菜の代表格といえるだろう。スナップエンドウは、サヤエンドウのシャキシャキ食感と、グリンピースの甘みを一緒に味わえる食材だ。熱しても豆が固くならないため、さやごと食べられる点が特徴だ。1970年以降に米国から上陸した、比較的新しい品種の野菜だが、今では春野菜として定番になっている。鮮やかな緑色は、炒めものにも爽やかな色味を与えてくれるだろう。
関西で旬の食材が味わえる店
関西で旬の食材を味わうならば、農家が営むレストランがおすすめだ。ここでは農家レストランを紹介する。ぜひ足を運び、味覚から春の訪れを感じてほしい。
道の駅能勢(くりの郷)レストランひだまり
道の駅能勢(くりの郷)にある「レストランひだまり」は、大阪の最北端、能勢町で育った農産物が味わえるレストランだ。ここでは、たけのこご飯や栗ごはん、猪なべなど、季節限定メニューが堪能できる。農産加工品や特産品を生かした土産も販売しているため、そちらもおすすめだ。
風蘭の館
「風蘭の館」は、元小学校の建物を改築して作られた店。同店の名物は「そば」と「セイロ蒸し」だ。自家製産の牡蠣や旬魚をメインとしたセイロ蒸しは、四季折々の味覚が堪能できる。もちろん、喉越しの良い手打ちそばも外せない。そば打ち体験もできるため、そばを作る楽しみと味わう喜びを、一緒に感じてほしい。