電動キックボードに関する基本ルール

交通事故&交通違反が増加中! 電動キックボードはどうすれば安全に乗ることができるのか?
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

電動キックボードの交通違反や交通事故の統計データから、電動キックボードを運転する際に覚えておきたい基本的な交通ルールや車両特性をピックアップして紹介します。電動キックボードを運転するときの参考にしてみてください。なお、ここでは基本的なルールを簡潔に解説しているため、詳しくは警察庁や各都道府県警察のホームページなどをご覧ください。

電動キックボードが通行すべき場所とは

まず、電動キックボードが通行すべき場所、つまり道路のどこを走行すればよいのか解説します。

・原則:車道または自転車専用通行帯
・例外:特例特定小型原動機付自転車は歩道を走行することができる(歩行者用路側帯を除く)

通行位置

次に電動キックボードの通行位置についてです。

・原則:道路の左端に寄って通行する
※道路の右側や中央寄りの通行帯を走行することはできません
・例外(特例特定小型原動機付自転車):歩道の中央より車道側または普通自転車通行指定部分

従うべき信号

電動キックボードを運転する際に従うべき信号は次のとおりです。

・原則:車道の信号機。ただし、歩行者用信号機に「歩行者・自転車専用」の標示がある場合は歩行者用信号機に従う
・例外(特例特定小型原動機付自転車):横断歩道を進行して道路を横断する場合は歩行者用信号機に従う

電動キックボードや二輪車の車両特性

電動キックボード、原動機付自転車(原付)、自転車、バイクなどの二輪車はバランスを取りながら乗る乗り物です。そのため、横風の影響を受けたり、クルマに追い越されるときの風圧によってバランスを崩したりすることがあります。

また、二輪車はクルマの死角に入りやすく、クルマの内側に巻き込まれる事故(いわゆる巻き込み事故)に遭いやすいのも二輪車の特性です。電動キックボードを運転するときは、クルマの死角に入らない走行位置がどこなのか把握しておきましょう。

さらに、見通しが悪い交差点、建物や駐車車両の影など、周囲の安全が確認できない場所では、出会い頭の事故が発生する可能性が高いです。先の状況を把握しにくい場所や交差している道路の状況が見えない場所などを通行するときは、速度を落としたり電動キックボードから降りて車両を引いて状況確認したりしましょう。