漫画家からも反応
このブログ投稿には、過去に作品をドラマ化された経験を持つ漫画家からも反応が示されていた。『のだめカンタービレ』(講談社)の原作者・二ノ宮知子さんはX(旧Twitter)上に、
<原作者が予め条件を出すのは自分の作品と心を守るためなので、それが守られないなら、自分とその後に続く作家を守るためにも声を上げるしかないよね…>
とポスト。『18歳、新妻、不倫します。』(小学館)の原作者・わたなべ志穂さんはX上に、
<改めてですが芦原先生はとてもリスクを持ち発言されたと思います。俳優さんを傷つけるのではないか、ドラマを楽しんだ方から非難されるのではないか、自分はこれ以上傷付くのか。ドラマ制作時作者には味方はあまりに少ない。勿論大事にして下さる現場もありますが多くは違うはず 飲み込む作家がほとんどでしょう。それは冒頭の俳優さんや視聴者原作ファンのために>
とポスト。
また、参院議員で漫画家の赤松健氏はX上に、
<漫画や小説のメディアミックス企画(アニメ化やドラマ化)では、昔から頻繁に「原作者の望まない独自展開やキャラ変更」などが問題になってきた。もっとも近年は「原作者へのまめな報告や根回し」が行われるようになり、昔のような「原作者が協力を拒否して(オリジナル企画へと)タイトル変更」などというような事は少なくなってきたと思う>
<まだまだ「(原作者への)事前説明の徹底」と「二次使用に関する契約書」の詰めが甘いということだ。この2点は主に出版社と制作側(製作委員会など)側の問題だが、原作者側でも「事前の説明で納得がいかなかったり、後から約束と違うようなことがあった場合の相談場所やその知識」が必要になってくると考える>
とポストしている。