目次
3. ストレーサの5星L(5星デラックス)ホテル
4. ヨーロッパ旅行の旅程から消えたストレーサ
3. ストレーサの5星L(5星デラックス)ホテル
この島の対岸のストレーサ(Stresa)には、優雅で優美な5星L(5星デラックス)のホテルがあります。
この地域を支配したボッロメオ家の名前を冠にいただくグランドホテル、グランド ホテル デズ ジル ボロメ ストレーザ(Grand Hotel des Iles Borromées & SPA)です。
もちろん、ヘミングウェイも宿泊しており、外観も優雅なら、内部も優美でアートのようで優雅なイタリア・インテリアがあなたを迎えます。
このホテルのBARにはヘミングウェイの名前の付いたカクテルがあります。個人でこのホテルを予約するときには、少しお高いですが、レークビューのお部屋をおすすめします。
部屋からマッジョーレ湖の素晴らしい景色が楽しめます。ロシアの文豪トルストイもこのホテルに宿泊して執筆したようで、作家に好まれる静寂と、歴史が刻んだ従業員の伝統のおもてなしがあるようです。
Grand Hotel des Iles Borromées & SPA(グランド ホテル デズ ジル ボロメ ストレーザ)
- 住所:Corso Umberto I, 67, 28838 Stresa VB, イタリア
- TEL:+39 0323 938938
4. ヨーロッパ旅行の旅程から消えたストレーサ
その昔、と言っても紀元前ではありませんが、日本からの外国観光旅行が解禁された頃には、日本人はヨーロッパ旅行といえば、20日間ぐらい巡っていました。現在、ヨーロッパの人達が日本に20日間ぐらい滞在して日本を巡っているのに似ていました。
ヨーロッパといえば、その当時は一生に一度の大旅行だったわけで、親戚縁者が餞別を渡してくれ、空港にはのぼりを立てて見送りに来た時代です。
その頃、このストレーサは、スイスの中心部のインターラーケンからイタリアのミラノを抜ける際のランチの場所、または、ストレーサの高級ホテルに一泊して、マッジョーレ湖のイソラ・ベッラ、イソラ・マードレ(母の島)、イソラ・ペスカトーリ(漁師の島)への観光をしました。
その後、ヨーロッパのツアー自体、一か国周遊が主流になるにつれて、ストレーサは忘れ去られた存在になり、この街はリゾートを楽しむ日本人以外の長期滞在の観光地(元あった姿)に逆戻りしました。