■無視できない凶暴性

ヒンドゥー教においてサルは「神の使い」「孫悟空のモデル」などと言われ、ハヌマンラングールは特に尊いとされてきたが、同時に凶暴性が話題になることも多い。

サルの群れが、母乳を飲んでいた男の赤ちゃんを無理やりさらって殺す、自転車に乗っている幼児の髪をつかみ引きずり降ろす、母親がキッチンで料理をしていたなか居間にいた生後2ヶ月の赤ちゃんを殺すなど、恐ろしい話題がたびたびインドの人々を震撼させている。

■彼らは「子殺し」もする

また、ライオンなどいくつかの動物においては、雄同士の闘争、自分の子以外の子への養育を絶つ、繁殖戦略などの複合的な目的で「子殺し」が起こる。ある雄が別の群れの雄を倒して乗っ取った際、その群れの子供をかたっぱしから殺すのだ。

子供を亡くすと雌は再び発情するため、雄は新たな群れで血のつながったわが子をなすという目的を達成するが、ハヌマンラングールでも古くからその様子が確認されてきたという。

(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)

提供元・Sirabee

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