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スーパーカーとファミリーセダンのクロスオーバー、マツダ ファミリアアスティナ

スーパーカーとファミリーセダンのクロスオーバー、マツダ ファミリアアスティナ

「乗用車とSUV」に行き着き大成功した“クロスオーバー”!その道中でつまづいた「クロスオーバーな車たち」
(画像=『MOBY』より 引用)

かつてのスーパーカーやスポーツカーの象徴的な装備といえば、開閉式のヘッドライトであるリトラクタブル・ヘッドライトです。しかし、これを備えるスポーツカーやスーパーカーを家族で使うには少々手狭。当時はセダンが家族で使う車の主流でした。

マツダが1989年に「エチュード」の後継として発売した「ファミリアアスティナ」は、そんなスーパーカーやスポーツカーと、ファミリー向けのセダンがクロスオーバーした、当時のマツダが「4ドアクーペ」と称したモデルです。

車名のとおりベースになっているのはマツダ ファミリアで、コンパクトながら大人4人でも十分な室内空間を確保。それでいて、リトラクタブルヘッドライトやファミリアよりもスポーティさに磨きをかけたスタイリングを持っている車として、ヨーロッパでは高く評価されています。

日本ではそこまでの知名度は得られなかったものの、4ドアクーペの系譜は最後のロータリースポーツとなった「RX-8」まで引き継がれ、2020年から販売されている「MX-30」もクロスオーバーSUVではあるものの観音開き式の4ドアを備えたクーペルックとしていることから、ファミリアアスティナの息吹を感じずにはいられないという人は少なくないでしょう。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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