人のために汗をかける大人になりたかった

ーーー一緒に働く同年代や20〜30代の人を見ていて「もっとこうしたらさらに良くなるのに」「もったいないな」といった、改善した方がいいポイントを見つけたことはありますか? それはどんな点でしょうか。

「私なんか」という考え方ですね。本当はこう行動したいけれど「でも私なんか」って遠慮してやりたい気持ちを閉じ込めてしまうのは、本当にもったいないなと思います。

私も、「私なんか」をなくしてから一気にいろんなチャンスが降ってくるようになりましたし、仕事が楽しくなってきたので、「私なんか」という考えは今すぐになくした方がいいと思います。みんな平等にチャンスをつかむ権利はあるので。



ーーー若手のビジネスパーソンの方がチャンスをつかむためにできることや心構えがあれば教えていただきたいです。

自分がどうなりたいか、どうありたいか、揺るがない信念を常に持っておくと、勝手にアンテナが張られていきます。私はずっと、人のために何かをしたい、人のために汗をかきたいという思いがあったんです。その信念がぶれなければチャンスはめぐってくるんだと、今回の社長就任の話が来た時にも感じました。



そして、その信念を声に出して発信し続けることです。私はこうありたい・こうなりたいといつも言い続けていました。



(さらに、)普段から声に出すだけではなく、社内で使っているコミュニケーションツールでも、「私は人のために汗をかけるような人になりたい」と書いて発信し続けていました。



だからこそ「じゃあ社長をやってみないか」と現社長の西牧がチャンスをくれたんだと思います。

ーーー人のために汗をかきたい、というのが諸沢さんが“ありたい姿”ということですが、何かきっかけがあったのでしょうか。

気づいたらこう思っていたのですが、きっかけの1つは東日本大震災ですね。 

当時、すぐに現地にボランティアに駆けつけていた人が多くいらっしゃったじゃないですか。私はその時小学3年生だったのですが、人のために自分の身を削ってでも助けに行く人を素直に格好いいと思って、人のために動ける大人にすごく憧れたんです。 

社長に就任してからも変わらず、人のために汗をかき続ける人でありたいです。

インタビュイープロフィール

諸沢莉乃(もろさわ・りの)



2016年、高校1年の時「CoCo壱番屋緑区中山店」にアルバイト入社。

翌年開催された「全国接客コンテスト」で決勝進出を果たす。

2021年には当時全国でたった15人という超難関資格「ココスペ『スター』」を獲得、

そのお祝いの席で現社長から「次期社長に」と大抜擢。現在に至る。

2001年12月18日、秋田県生まれ神奈川県横浜市育ちの現在22歳。