15歳でアルバイトとして入社し、22歳という若さでフリーターから株式会社スカイスクレイパーの新社長に大抜擢された諸沢莉乃さんに、なぜ社長就任を決めたのか、今に至るまでの道のりなどについてお聞きしました。



(諸沢さんは2024年5月1日(水)に社長に就任予定)

この会社でチャンスが降ってきた時に、ノーと言ったことがない

ーーーなぜ、諸沢さんはスカイスクレイパーの社長になろうと決めたのでしょうか?

現社長の西牧から打診されて即決しました。不思議と不安な気持ちは一切なく、ワクワクする気持ちの方が強くて、すぐに私でよければとお受けさせていただきました。

ーーーバイトとして入社してから、自分のどんな部分がキャリアアップに繋がったのだと思いますか。

私はスカイスクレイパーで働き始めてから、何かチャンスが降ってきた時にノーと言ったことがないんです。それが全部自分のステップアップにもなったと実感していたので、社長にならないかと打診された時にもすぐに「はい」と答えることができました。

ここで終わりたくない、もっと自分を成長させたい、という気持ちもすごくあったので、自分は誰よりも意欲的だったと思います。



1番は、会社の理念や考え方に対して共感し、誰よりもスカイスクレイパーという会社が大好きだという思いを西牧社長が感じ取ってくれたのかなと思います。

ーーーいつも意欲的だったということですが、15歳からアルバイトをされてきて、ご自身の意欲的な部分がわかるようなエピソードはありますか。

私は、高校1年生の時にアルバイトで入社したのですが、同じ店舗で働く先輩女性スタッフの方にずっと憧れていたんです。ココイチのなかで「全国接客コンテスト」というものがあるのですが、その先輩が出場するということで、名古屋の本選まで応援に行きました。



その時に「来年は諸沢さんが出場するんだよね」と西牧から声をかけられて、私は「はい、やります」と答えたんです。そして翌年、「全国接客コンテスト」の同じ舞台に立つことができました。

ーーーその先輩女性スタッフの方のどんなところに憧れてらっしゃったのでしょうか?

仕事もすごくできる方だったのですが、それだけでなく、人間性が素晴らしかったんです。休憩時間にプライベートの悩みを聞いてくれたりといつも他のスタッフのことを気にかけていて、人の悪口を言わなかったり、周りを巻き込む力がすごくあったりして、人としても女性としても強く格好いい方でした。



この方に出会って、こういう女性になりたいなと初めて自分のロールモデルができたんです。

ーーーその方は当時、何歳ぐらいだったんでしょうか。

大学生で21、22歳くらいでした。当時、15歳の私から見るとすごく大人に見えたんですけれど、今の自分と同じくらいの年齢でしたね。