すっかり一般的になったスマホも普及しだしたのはこの10年前後。それ以前はいわゆる「ガラケー」を使っていたという方もきっと多いことでしょう。

 現代のように整った市場でなく、まだまだ不自由が多かった時代からこそ、当時ならではの面白いエピソードが生まれるもの。古のガラケー民たちよ、「昔の携帯事情」を語り合わないか。

 ということで、今回は3月中旬におたくま経済新聞のXアカウントで募集した結果を紹介します。

 投稿には返信・引用合わせ、なんと700件を超えるコメントをいただきました。リポストやいいね等で拡散していただいた方も含めて、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

 寄せられたコメントはどれも思わず「あったあった」と頷いてしまうものばかり。その中から特にコメントが多く寄せられた、共感度の高いあるあるネタを抜粋してご紹介します。

昔の携帯事情を語り合わないか……募集の結果700件超のあるあるネタがズラリ
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

■ 請求書を見てゾッ……高すぎたパケ代、通話代

 今でこそ携帯電話事業はインフラとして整い、通信、通話し放題という料金プランも当たり前になってきましたが、かつてはそうではありませんでした。

 インターネットの閲覧やメール、通話をするごとに料金がかかる……と、分かってはいるもののあとちょっとだけ、を繰り返しているうちに、気付いたら恐ろしい金額になっていた……という経験に覚えがある方がとても多かったようです。

・請求で爆死事件は、高校時代に同級生が陥ってました。じゅうさんまん!!

・親指の爪位のサイズのエ〇画像を探し回ってパケ代5万円

・i-modeに繋ぎっぱなしで寝落ちして顔面蒼白になる

・携帯でPCネットに繋げる!6時間ほど楽しんだ翌日、コルセンから使用料爆上がりだけど大丈夫そ?と連絡。11万耳揃えて支払いました。

 ちなみに、返信コメントの中で最も高額だったのが、パケ代と通話料合わせてなんと30万円。それが今や数千円で使えるようになったのですから、少なくとも料金に関しては格段に良い時代になった、と言えるでしょう。

■ あれって意味あったの?電波が悪い時はアンテナをのばす、窓際で振る

 現代では4Gや5Gといった通信システムで、大容量通信がスムーズに行えますが、当時は場所によっては電波を拾うのも大変でした。電波状況が良いことを指す「バリ3」という言葉が流行るくらい、電波探しに奔走したものです。

 そんな時に皆がこぞって行っていたのが、端末のアンテナを伸ばしたり、窓際で振ったり、という行動。これをやると、電波が入りやすくなる……はずでしたが、今思えば、あれって本当に効果があったのでしょうか……。

・アンテナ伸ばして通話状態が悪いと、携帯ごと高く持ち上げて軽く振ってましたよね?<意味無い

・電波探して携帯振りまくる→繋がらない→以下ループ

・腕と携帯のアンテナを伸ばして電波探し

・アンテナを伸ばして髪をとくとバリ3になる説