■重大な事故を防ぐため

まず、同事務所曰く、ワイヤーロープが設置されている場所で事故が起こると、反対車線には飛び出さないもののワイヤーが車に絡まることで重大事故・死亡事故に繋がるケースが多いという。こういった大きな事故を少しでも減らすための施策として生み出されたのが「車両誘導線」なんだとか。

「事故について調査したところ、漫然運転や前方不注視といった要因が見受けられたので、“今自分がどこを走っているのか”を認識していただくために、緑のラインを目印代わりに設置しました」として、試験的に始めたという。

ちなみに、実際に同事務所の管轄の車両誘導線は「鷹巣IC~二井田真中ICのワイヤーロープを設置している区間」に引かれているそう。