DF:濃野公人(鹿島アントラーズ)

2連勝後に2連敗と波に乗り切れない鹿島アントラーズ。さらに2試合連続で得点を奪えていない厳しい状況のなか、第8節はホームに京都サンガを迎えた(1-0)。そんなゲームでチームに3試合ぶりのゴールをもたらしたのは大卒ルーキーDF濃野公人だった。試合を通して低いクロスでのチャンスメイクやバー直撃のシュートを放つなど攻撃で存在感を見せると、終盤にファーから折り返されたボールを頭で合わせて先制点をマーク。嬉しいJリーグ初ゴールは、チームに勝利をもたらすゴールとなった。

米本拓司 写真:Getty Images

MF:米本拓司(名古屋グランパス)

開幕3連敗ののち4戦負けなしとエンジンがかかってきた名古屋グランパス。第8節では、ジュビロ磐田を相手に1-0と序盤に挙げた1点を最後まで守り切り勝利を収めている。前半のうちにMF倍井謙がレッドカードで退場し数的不利となった今節、MF米本拓司の運動量が光った。交代で退くまでの間、出足の鋭い守備や前線からボールを追うなど広範囲の顔を出し守備面で大きく貢献。チームに2試合ぶりの勝利をもたらす原動力となった。


山内翔 写真:Getty Images

MF:山内翔(ヴィッセル神戸)

昨季王者のヴィッセル神戸は第8節で町田ゼルビアと対戦。J1初挑戦ながら快進撃を続けるチームを相手に勝利し、王者としての貫禄を見せつけた(2-1)。そんな試合で今季初先発となったMF山内翔は、得点という最高の形で起用に応えた。前半終了間際の時間帯、こぼれ球をダイレクトでゴールへ流し込み先制点をマーク。エースFW大迫勇也が不在という不安を一蹴する働きを見せた。


マテウス・サヴィオ 写真:Getty Images

MF:マテウス・サヴィオ(柏レイソル)

3試合連続引き分けと上位が見えながらも足踏み状態が続く柏レイソルは、第8節で浦和レッズと対戦。1-0と接戦を制して5試合ぶりの勝利を手にした。久々の白星にMFマテウス・サヴィオは流石のパフォーマンスで貢献している。エリア内でのターンや敵陣深くまで侵入する突破力など持ち味を発揮し、正確なクロスでこの試合唯一となるゴールをアシスト。圧巻の存在感を放ち続けた。


遠藤渓太 写真:Getty Images

MF:遠藤渓太(FC東京)

16年ぶりにJ1の舞台で実現した東京ダービーは、前半から2点のビハインドに加え数的不利とFC東京にとっては厳しいゲームとなった。しかし、途中出場を果たしたMF遠藤渓太はそんな状況を見事に撥ね退けて見せた。右サイドからの崩しにダイレクトで合わせて今季初ゴールを挙げると、後半アディショナルタイムには鋭いミドルシュートで同点ゴールもマーク。逆転とはならなかったが、チームに貴重な勝ち点1をもたらした(東京ヴェルディ戦2-2)。


アレクサンダル・チャヴリッチ 写真:Getty Images