■「爆発卵」に対策法があったのか…

爆発卵の原理について、電子レンジ専門委員会・担当者は「電子レンジは周波数の高い電波・マイクロ波で、食品に含まれている水分子などを振動させて温めております」「殻があり、白身も黄身もそれぞれ膜で包まれている卵は、電子レンジで温められて内部で発生する水蒸気の逃げ場がないため、内部の圧力が高まり破裂します」と説明している。

一見すると筋が通っているように見える、前出のけくめねさん理論については「『殻をある程度割って』の程度が不明ですので、卵内部の圧力が高まらない程の十分な対策がなされていたのか否かも含め、分かりかねます」との回答が。

なお、卵を溶きほぐせばレンジで調理可能になる場合もあるという。しかし今回のケースのような事例も見られるため、素直に専門の調理器具を使用するのが安全と思われる。

取材に協力してくれた電子レンジ専門委員会は、Eat in(イートイン→101)の語呂合わせからなる10月1日の「オーブンレンジの日」を制定し、電子レンジやオーブンレンジを安全に使用するための啓発や、オーブンレンジの魅力や上手な使用を伝える、といった様々な活動を行う組織。

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