■日本銀行「全て持ち込んで」

続いて、今回のように「1つの銀行券が2枚以上の紙片に分かれた」ケースの鑑定方法について日本銀行に尋ねてみたが、残念ながらこちらについては「回答を差し控えさせて頂きたい」とのこと。

そこで視点を少し変え、事態が「より複雑になってしまった」ケースの対応法について尋ねてみることに。即ち、シュレッダーで「複数枚の紙幣」を裁断してしまった場合だ。

今回のように1枚だけ裁断した場合ならば、シュレッダー内の紙片を繋ぎ合わせれば良いだけ(勿論、これだけでも十分気が遠くなる…)だが、これが「2枚以上の紙片」となると、難易度が格段に跳ね上がる。

前出のように「同一の銀行券の紙片である」と認められることが、引き換えの必須条件となるからだ。各紙幣に特徴的な色味の変化などがない限り、粉々になった紙幣の区別は不可能だろう。

こちらの疑問について、日本銀行の担当者からは「破れた銀行券は、表裏両面の確認ができる状態で、紙テープ等の粘着性の弱いテープにより、できる限り各片を貼り合わせてください。また各片を貼り合わせる際は、記番号、模様の突合、色合いの確認等を行うことにより、異なった銀行券の紙片などを貼り合わせないようにご注意ください」との回答が。

担当者は「貼り合わせた銀行券を持ち込まれる場合、貼り合わせられなかった紙片がありましたら、鑑定の参考としますので、全てお持ち込みくださいますよう、お願いします」とも説明しており、状況次第では早めにギブアップし、銀行に相談した方が良さそうだ。

なお13日にはTomoさんより「無事に全額引き換えとなった」という続報が発信されており、他のユーザーからは称賛の声が相次いでいる。