刑務所に注意義務違反はなかったのか?

精神疾患のある受刑者が“オレンジの皮”で自殺! 遺族が刑務所の注意義務違反を訴える=米
(画像=画像は、「ItemFix」より,『TOCANA』より 引用)

 オレンジ郡地方検事局は、同郡刑務所は「ホワイティング氏に対する注意義務を負っていたが、証拠によって、この義務が意図的に、あるいは刑事上の過失によって何らかの形で違反されたという認定を裏付けるものではない」と結論づけた。

 デビッドさんの弁護士は、刑務所職員がショーンさんを適切に監視せず、袋入りの食事からオレンジを大量に手に入れることを許可していたと主張した。また、職員らは定期的にショーンさんが出したゴミを回収すべきだったと付け加える。

 デビッドさんは「私はショーン、そして特にオレンジ郡刑務所で子供が命を落とした可能性のある他の家族に正義が与えられることを願っています。このようなことをする人は、正しい精神状態にあることはほとんどありません」と述べた。

 ショーンさんは、2022年にオレンジ郡刑務所内で死亡した受刑者の12人目だ。オレンジ郡大陪審はかつて、刑務所の職員や医療スタッフが受刑者の健康問題にもっと注意を払っていれば、刑務所での死亡のほぼ半数は回避できたであろうとの結論を下し、刑務所から「受刑者が生きて出られなくなる」可能性が高まっていると述べた。

 デビッドさんが息子の死に対して声を上げたことで世論が動き、刑務所内での受刑者の健康管理が見直されるかもしれない。刑務所の環境改善が求められている。

参考:「Whittier Daily News」、「Orange County Register」、ほか

文=標葉実則

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提供元・TOCANA

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