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フォルテ自体は地味だが、RVブームへの功績は大!
海外向け小型トラックの三菱版として
フォルテ自体は地味だが、RVブームへの功績は大!
「名車」と呼ぶほどではないものの、歴史的には大きな意義を残した忘れがたい「銘車」、今回は三菱が1978年に発売した小型ボンネットトラックの「フォルテ」を紹介します。
同車は日本でこそ日産のダットサントラックやトヨタ ハイラックスに比べてマイナーな存在だったものの、三菱 L200/マイティマックス、あるいは米クライスラーのブランドで販売されていた海外では比較的ポピュラーな存在。
しかし歴史的意義という意味で重要だったのは1979年に追加された4WDモデルで、これがラダーフレームごと流用された初代パジェロやデリカスターワゴン4WDの元になり、日本で1990年代はじめに盛んとなったRVブームへ、大きな影響を与えたのです。
海外向け小型トラックの三菱版として
現在の日本でコンパクトなトラックといえば、大抵は軽トラか、せいぜい一回り大きい程度のタウンエーストラックでコト足りていますが、かつては1t級以下の小型トラック需要が多く、乗用車に近いボンネットトラックか、ピックアップトラックが数多くありました。
三菱でも1966年にはコルト1000Fベースの「コルトトラック」を販売していたものの、このジャンルで格段に強かったのは戦前からの名門、日産のダットサントラックか、後発でもトヨタのハイラックスであり、まだパッとしない時期の三菱では力不足だったようです。
1970年代にはコルト系の販売終了とギャランへの移行に伴って廃止されていましたが、その間に北米では手軽な小型トラック需要が増加。
ダットサントラックやハイラックスに加え、いすゞもGMからの要請でシボレー LUV(初代いすゞ ファスター・1972年)を開発してヒットさせると、三菱も提携先のクライスラーから要請があったか、同種の「フォルテ」を1978年に発売しました。
日本ではフォルテ、海外ではL200またはマイティマックス、1979年に発売したクライスラー版はダッジ D50またはラム50、プリムス アロートラックの名で販売されます。
ライバルに対して先進国では少々マイナーでしたが、「ミツビシ」ブランドがウケる新興国では大いに歓迎され、その後は日本で言うストラーダ、トライトンと発展し、日本市場でも幾度か発売、中断、復活を繰り返しつつ、2024年にトライトンの販売が復活しました。