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圧倒的な美しさの大藤棚。びっしりと垂れ下がる花のカーテン
絶景!ライトアップの大藤棚
圧倒的な美しさの大藤棚。びっしりと垂れ下がる花のカーテン
350本以上の藤が咲く園内の中でも、最も有名なのは園内中央部で咲き誇る「大藤棚」。樹齢約160年を越える2本のノダナガフジ(野田長藤)が連結して、それぞれが1,000平方メートルもの巨大な屋根のような光景を形作っています。
大藤棚の見頃は4月下旬~5月上旬と言われており、筆者が訪れた日はまさに頂点のような美しさでした。長く垂れ下がる房に付いた、花の密度が圧倒的です。風にゆれる長い花房からは、甘く爽やかな香りが漂ってきます。紫の花が隙間なく咲いた天蓋のような光景と気品のある香りは、まるで別世界のように幻想的です。
絶景!ライトアップの大藤棚
17:00を過ぎると、園内でライトアップが始まります。闇が深まるにつれて藤の花が灯りの中に浮かび上がる様子は華麗そのもの。垂れ下がる花房のひとつひとつが宝石のようで、神秘的な眺めに見入ってしまいます。
とりわけライトアップされた大藤棚は、まさに「幽玄の美」。現実とは思えないほどの、風情ある美しさに見惚れます。同園のポスターや雑誌の記事などでしばしば目にしてきた光景ですが、本物の大藤棚のライトアップは、想像を遙かに越える艶やかさでした。絶景です!
なお、同園ではライトアップの時間帯に限定した「夜の部」の入園券も販売されています(価格は花の咲き具合により変動)。夜の部は入替制では無いため、昼間から引き続きライトアップを見ることも、もちろん可能です。筆者は昼過ぎに入園して、ライトアップの時間までめいっぱい楽しみましたよ。