好機を逃すな

食い気が立つとエサに対し非常にどう猛で、鋭い歯と力強い顎で軸の細いハリなどは簡単に折り、ワイヤーをカットウバリのハリスに使っても嚙み切ってしまう。

いつ訪れるか分からないチャンスタイム。その時合いを逃さないためにも仕掛けやリーダー、ミチイトやタックルバランスなど、万全な状態で挑むことで、本命をキャッチできる確率は上がってくるはずだ。

「今だけ!」期間限定の東京湾トラフグ釣りで4.3kg頭に4尾キャッチ【千葉】テッサ(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

また、水深は50m前後を狙うことが多く、潮回りの大きい日に活性が高まることも多い。仕掛けは潮受けの少ないシンプルなものほどトラブルも少なくなり、チャンスタイムを逃さないという利点もある。

仕掛けは釣り人のこだわりが反映される部分だが、オマツリが多かったり、船長から仕掛けを替えるように言われたときはシンプルイズベストが正解なことが多い。ちなみに私は、オモリの下にワームフック5/0を2本だけ装着した仕掛けを使用している。

船中26尾キャッチ

この日の釣果は1~4.3kg船中0~4尾で、船中26尾。釣れたトラフグは、船宿で可食部分のみに処理して渡してくれるので、帰宅後も安心して食べることができるし、天然物を自宅で食せるのは、まさに釣り人の特権。

「今だけ!」期間限定の東京湾トラフグ釣りで4.3kg頭に4尾キャッチ【千葉】焼き白子(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

期間限定の釣り物で、例年4月いっぱいは乗合船が出ていることが多いので、興味のある人はぜひ挑戦してみてはいかがだろう。

「今だけ!」期間限定の東京湾トラフグ釣りで4.3kg頭に4尾キャッチ【千葉】白子ポン酢(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>