■  話しかけてみた

 10個ある中から適当に1つ選んでフォロー。すぐに挨拶メッセージがとどいたので、こちらからも話しかけてみます。すると速攻「既読」がつき、そのあと怪しげな画像付きのリンクを送ってきました。公式アカウントの自動応答機能を使っているようですね。

Xで謎アカウントから「絡みましょ」と誘われたので絡みまくってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 この怪しげな画像つきのリンクをタップすると……予想通りアダルトサイトが現れました。もちろん「LINE公式」の規約として「アダルト」は禁止ですので、この時点で「アウト」。

Xで謎アカウントから「絡みましょ」と誘われたので絡みまくってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 では、このようなアダルトサイトへの誘導をなぜ行っているのか。色々気になるところもあるので質問を送ってみました。

Xで謎アカウントから「絡みましょ」と誘われたので絡みまくってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 しかし、どうやら全く聞く耳を持たないようで、その後も「アカウントBAN」上等だ、といわんばかりに一方的にアダルトサイトや出会い系サイト(マッチングアプリ)のリンクを送ってきます。

Xで謎アカウントから「絡みましょ」と誘われたので絡みまくってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

■ アダルトサイトの運営元を調べてみた

 これ以上相手にしても進まないので、次に誘導先のアダルトサイトの運営元を調査。すると「特定商取引法」などの文言が掲載されているページを発見しました。どうやら実在するサービスのようです。また、別の班が調べたところ、結構有名な出会い系サイトに誘導されるケースもあったとのこと。

Xで謎アカウントから「絡みましょ」と誘われたので絡みまくってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 つまり、この「ハニトラ用LINE公式」は、誘導先からいくらか報酬をもらって運営している「純粋な宣伝アカウント」か、「アフィリエイト収益を目的にした何者かが運営している営業用アカウント」の可能性が高いと思われます。

 Xの怪しいアカウントの誘導先は、実在する「アダルト」や「出会い系」サイトだったという結果でしたが、そもそもスタートは「絡みましょ」というところが始まりなので、さらに「絡んで」行きたいと思います。