自民党は、政治資金パーティーの収支報告書への不記載などによる政治資金問題をめぐり、安倍派と二階派の39人の議員に対して処分を下しました。

注目されたのは、安倍派の塩谷元文部科学大臣と世耕前参議院幹事長の処分です。両名には離党勧告が出され、世耕氏はこれを受けて自民党を離党した一方で、塩谷氏は弁明書を党側に提出しました。

塩谷氏と世耕氏を当初予想されていた非公認より厳しい処分にした一方で、萩生田光一前政調会長らに対しては党役職停止にとどめました。

下村元政務調査会長や西村前経済産業大臣には1年間の党員資格停止が言い渡されました。軽いとはいえ状況によっては致命傷になりかねないという見方もあります。