自然派志向商品を強化するライフ
ライフは、身体に優しい素材や製法、健康や自然志向に合わせたプライベートブランド「BIO-RAL」(ビオラル)商品を展開しており、コロナ禍以降の健康志向の高まりから、好調な売り上げを見せている。
「オーガニックのヨーグルトは市場にあまりないため、昨年3月からカネカさんの商品(ピュアナチュール)を扱わせていただきました。有機関連商品のお客様向けイベントも一緒にやらせてもらい、大変好評です」(ライフコーポレーション秘書・広報部兼サステナビリティ推進部、小川啓課長)
スーパーでの販売なので、健康志向の高い30~50代の主婦がボリュームゾーンになるが、ライフでは小さい子どものいる家庭や、子どもたちにより良い食品を与えたいというニーズに応えていきたいという。

1000mlで498円という価格は、一般的な牛乳の約2倍(平均253円)だが、小川さんは消費者のオーガニック製品への理解には手応えを感じているようだ。
「弊社のPB(プライベートブランド)にも、味にこだわった398円くらいの高額商品はありますが、結構売れています。A2ミルクに対する認知が広がって価値を感じてもらえれば消費拡大につながるでしょう」
オーガニック牛乳に関しては、複数社から発売されているものの、一定の供給能力を持つ商品は実はそれほど多くない。A2 ミルク商品に関しては、オーガニックよりもさらに少なく、市場としてはほとんど未開拓だ。「オーガニック」&「A2 ミルク」の商品は、市場内に同一商品が存在しないオンリーワンの商品ということになる。そう考えれば、500円を切る価格は、値ごろ感のあるプライシングだといえよう。
(文=横山渉/ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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