スマホは家族や友人、仕事関連の人とのやり取りや、SNSでの発信など、あらゆる方法で利用されています。そのようななか、ほとんどのアプリに備わっているのが「通知」機能。生活の必需品となったことで、「通知がきていないか気になる」という人も多いかもしれません。今回は、NTTドコモ モバイル社会研究所が全国の15~79歳男女5652人を対象に実施した「2023年スマホ利用者行動調査」をご紹介します。

約半数がスマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう

スマホの通知がいつも気になる!1日4時間以上利用する人がもっとも確認する結果に
特に通知確認する頻度が高いのは女性・若年層(「モバイル社会研究所」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

まずはじめに、「スマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう」割合を性年代別で調査。全体では約半数(52%)が「ついつい確認してしまう」と回答しており、その中で特に割合が高かったのは、女性・若年層でした。

10代は男性が62%、女性が70%、20代は男性が58%、女性が67%で、全体の中では10代の女性(70%)が最も高い割合を占めています。ちなみに、男性は10代~30代の約6割、女性は10代~20代の約7割が「スマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう」ようです。

スマホの利用時間が長くSNSを発信する人の通知の確認頻度が高い

スマホの通知がいつも気になる!1日4時間以上利用する人がもっとも確認する結果に
1日4時間以上のスマホ利用者の7割弱が通知を頻繁に確認(「モバイル社会研究所」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

次に、「スマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう割合(スマホ利用時間別)」を調査したところ、スマホの利用時間が長い方が、「スマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう」割合が高いことが明らかに。「1日4時間以上」スマホを利用する人の中で、7割弱(66%)が通知をつい確認していることがわかりました。

一方、「1日1時間以上」スマホを利用する人で通知をつい確認する割合は38%と、「1日4時間以上スマホを利用する人」とは差があることもわかっています。その理由として、“頻繁なSNS利用で返事がきていないか気になる”“スマホを触ることが当たり前になっている”などのケースが考えられるのではないでしょうか。

スマホの通知がいつも気になる!1日4時間以上利用する人がもっとも確認する結果に
SNSユーザーはスマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう(「モバイル社会研究所」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

そこで、「スマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう割合(SNSの利用・発信有無別)」を調査すると、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTokと、どのSNSを使用している人でも「スマホに通知がきていないか、ついつい確認してしまう」割合が高いことが明らかになりました。

特にTikTokで発信している人の7割以上(71%)が通知をつい確認しており、全SNSの中で最も高い結果になっています。