ohtani-mizuhara

違法賭博疑惑に揺れるドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平氏に、経歴詐称の疑いが浮上した。ネットでは、下院選当選直後に経歴詐称疑惑が噴出し、除名させられた”あの議員”を彷彿とさせるといった声が上がっている。

ニューヨークポスト紙が掲載した大谷選手が在籍したエンジェルスのメディアガイドで、水原氏はカリフォルニア州ダイアモンド・バー高校で学んだ後、カリフォルニア大学リバーサイド校を2007年に卒業したとある。2012年にヤンキースの春季キャンプで岡島秀樹選手の通訳を務め、2013年から5シーズンにわたって日本ハムファイターズに加わり、通訳として大リーグ出身の選手らと働いたとされている。

しかしながら、NBCロサンゼルスは21日、リバーサイド校の広報担当は水原氏が同校に通った記録はないと話していると報じた。さらに岡島氏は自身のSNSで、ヤンキースのキャンプ参加時にチームが探した通訳として水原氏と出会ったとした上で、「とはいえ、招集後直ぐに行われた契約のためのフィジカルチェックでNGが出てしまい水原くんも一緒に契約がなくなってしまったので一緒に球団で働くことはできませんでした」と、水原氏との関係を明らかにした。

水原氏は違法賭博の疑いに加えて、大谷選手の代理人から、賭博で抱えた負債を支払うために大谷選手から大金を盗んだと非難を受けている。

  • 元連邦検察官が指摘する大谷選手のリスクとは、通訳の違法賭博スキャンダル

これまでに税務当局が水原氏を捜査中であると明らかにしたほか、MLBは、調査部門が正式に調査手続きを開始したと発表している。