電動キックボードを運転できる人と主な禁止事項

多様化する移動手段〜「電動キックボード」など車両ごとの基本的なルールやトラブル事例・違反などを解説〜
(画像=『CARSMEET WEB』より)

電動キックボードは、運転免許を取得して携帯する必要がないため、誰でも運転できると思い込んでしまう乗り物です。しかし、運転するためには、条件を満たしていなければなりません。電動キックボードを運転するための主な条件や禁止事項などは次のとおりです。

電動キックボードを運転するための年齢条件
電動キックボード(特定小型原動機付自転車)は、運転免許を取得する必要はありませんが、16歳未満の人が運転することはできません。

年齢条件を守らなかった場合は、6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金となります。

ヘルメットの着用は努力義務
電動キックボード(特定小型原動機付自転車)の運転者は、乗車用ヘルメット着用の努力義務があります。着用が義務化されていないため、着用しない方が多いようですが、交通事故の被害を軽減させるためにも、乗車用ヘルメットを着用しましょう。

2人乗りは禁止
電動キックボード(特定小型原動機付自転車)は、2人乗りすることができません。2人乗りをした場合は、5万円以下の罰金等の罰則が課されます。

車体の点検や整備
電動キックボード(特定小型原動機付自転車)を安全に利用するために、乗車前に自分自身で車両の点検をしましょう。シェアサービスの車両を利用する際も、安全に運転するために点検をしておくことをおすすめします。また、不具合や異常があるときは、乗車を避け、整備に出しましょう。

【電動キックボードの主な点検項目】
・ブレーキの遊びや効きは十分か
・車輪にガタやゆがみはないか
・タイヤの空気圧は適正か
・ハンドルが重くないか、ワイヤーが引っ掛かっていないか、ガタはないか
・灯火はすべて正常に働くか
など

整備不良の車両を運転した場合、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金等の罰則が課されます。