分からない人ほど否定から入る

冒頭いったとおり、英語の勉強を始めた人は家族や親友から否定されることが少なくない。だが彼らに悪意はない。

「仕事や家庭で大変なのにその上、英語の勉強?体を壊すからやめておきなさい」とか「過去に試験で落ちてトラウマのようになったといっていたじゃないの?またつらい思いをするよ」といった具合に心配からそういっているのだ。

しかし、当事者になれば分かるが夢を追う行為は体はきつくても精神的には楽なことが多い。主体的に自分のやりたかった夢を追いかけているのだから否定せず、応援するべきだろう。

人は誰しも、自分の知らないことには否定的になりがちだ。理由は潜在的なリスクを感じてしまうからだ。特に自分自身が過去に挫折して辛い思いをした道を目の前の人が通ろうとするなら、応援より心配してやめておけと言ってしまう。

だが人生は何事もやっていないとわからないし、よしんばうまくいかなかったとしても自分で最後までやらないと納得感がない。周囲の否定でやめてしまったとなれば、後で恨みを買うことになる。だから身近な人が夢を追い始めたら否定せず、応援してあげたほうがいい。

夢を追いかける人生は楽しい。同時に不安や心配もある。どうしても応援してもらいたくて周囲の人に話してしまう。だがそれをするべきではない。自分の夢は自力で追いかけるものであって、身近な人間の応援は期待しない方がいいと思う。

 

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