観光資源として高い価値を持つ自分たちの資産に自分たちでは気がついていないのです。

このようなギャップは、観光地に限らず個人でも同じように起こりえます。

自分が当たり前と思ったり欠点だと思い込んで何の価値もないと思っていたことが、実は素晴らしい個性で、たくさんの人から評価されるようになる。

三豊は電車も通らず、東京からは遠く、スタバもユニクロもない。そんなマイナス面だと思われていたことが、手付かずの自然を残し、東京にはない魅力に溢れた街に変わる。

時代と共に外からの見方が変わることによって、物事の価値観が180度転換するのです。

香川の冴えない田舎町という三豊の世間一般のイメージが、若者がこぞって集まるヒップな街にコペルニクス的転換を遂げるのは、それほど遠い未来ではないと思います。いや、もう変わり始めているのかもしれません。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年3月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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