旬のフレンチコースと夜桜、高輪エリアのプリンスホテル

高輪エリアの3カ所のプリンスホテルでは、特に2月から河津桜を皮切りに、17種類約210本の桜が順次咲き誇り、約3か月間にわたって桜景色を楽しむことができる。こうした敷地内の桜が見頃を迎える3月8日(金)から4月14日(月)まで「高輪桜まつり2024」が開催され、日本庭園の桜が織りなす趣深い絶景や伝統文化体験が楽しめる催しが実施される。

中でも注目すべきは、フランス料理「ル・トリアノン」で味わえるディナー「Mansart」(16,000円/税込・サービス料別途)だろう。このプランでは、アミューズブーシュからデザートまで、シェフによる光る旬の食材を使ったフレンチのフルコースが堪能できる。

例えば、前菜の「トリュフパンケーキ」は、トリュフの香りをつけた温かいふわふわのパンケーキに雲丹・キャビア・旬の魚介をのせ、濃厚な魚介のソースをかけて仕上げた一品だ。メインには、フランスで春の訪れを感じさせる食材として知られる「仔羊のグリエ」が用意され、肉の出汁で作ったモリーユ茸風味のソースをかけ、アスパラガスなどの春の食材で彩られる。

また、春に美味しい蛤の上に香草野菜をのせてクラムチャウダー仕立てにした一品も味わえる。

イベントでは、期間中にさまざまな催しが実施される。特にライトアップでは、17~23時の時間帯に、桜が幻想的なライトアップで彩られ、一層の美しさを楽しめる。

春ならではの特別なディナーを堪能した後に、敷地内の季節の夜桜を楽しんでみてはいかが。

ル・トリアノン「Mansart」
所在地:東京都港区高輪3-13-1 グランドプリンスホテル高輪 1F

日本庭園をピンク色にライトアップ、八芳園の特別ディナー

「TOKYO SAKURA GARDEN SPRING FESTIVAL 2024」は、東京都港区にある八芳園で開催される、春の訪れを告げる特別なイベントだ。3月20日(水)から4月10日(水)までの期間、敷地内の日本庭園にある約70本の桜などが幻想的なピンク色のライトアップで彩られる。

八芳園の400年以上にわたって続く日本庭園は、季節ごとに美しい表情を見せ、日本の伝統と美しさを感じることができる場所として知られている。特に庭園を一望できる「Thrush Café(スラッシュカフェ)」では、春ならではの普段とは一味違った趣を楽しめる。

このカフェでは、期間限定の「SAKURA Dinner」(8,800円/税・サービス料込)が味わえる。前菜は桜の花びらをイメージした華やかな一皿「ロメインレタスのシーザーサラダ」、メインディッシュでは、群馬県の葉玉葱と国産牛のローストビーフが登場。葉玉葱の独特の甘みと牛肉の旨みが絶妙にマッチし、素材の味わいと春の味覚を存分に満喫することができる。

写真はイメージ

また、イベント期間中の4月7日(日)には、「GARDEN BAR」というポップアップバーが特別に設置され、庭園内で夜桜を眺めながら花見酒を楽しめる。同日には加えて、世界の音楽シーンで活躍するDJ・沖野修也氏によるイベントも開催される。

春だからこその魅力が際立つ八芳園の美しい桜や春の訪れを告げる庭園を愛でながら、日本の伝統と美食の共演を堪能してみてほしい。

八芳園「TOKYO SAKURA GARDEN SPRING FESTIVAL 2024」
所在地:東京都港区白金台1-1-1