アプリを通じてライブ配信も可能

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Ucamは、動画のキャプチャや写真の撮影だけでなく、ライブ配信も可能。Ucamアプリにて独自のチャンネルでライブ配信をして、世界中の視聴者と目の前の景色をリアルタイムで共有できる。

ユーザーが独自のアプリを持っている場合は、API を使用して Ucamライブストリーミング機能をアプリに統合するといった使い方もあるという。なお、ライブストリーミング機能の統合に関する内容は近日公開される予定だ。

Ucam開発のきっかけは、バスケ試合の映像

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Ucamを開発した米MOORvision社の共同CEORashan Allen氏とAli-Han氏の出会いは、LAの映画学校だったという。音楽や映画の話で意気投合した2人は、その後ビジネスパートナーとしてタッグを組むことになる。

Ucamのアイデアが生まれたのは、2016年のこと。Ali氏が北米プロバスケットボールリーグNBAのファイナルシーズン第7戦で、Andre Iguodala選手をブロックするLeBron James選手のハイライトを見ていたときだ。

「あの瞬間、LeBron選手はどんな感じだったのだろう?もし自分があの瞬間のLeBron選手になれたらどうだろう?」「ジャージにカメラをつけたらどうだろう?」という考えが浮かび上がり、Ali氏はRashan氏に連絡したという。

両氏は2018年にMOORvision社を設立し、その後Ucamの元となるアイデアを構想。試行錯誤を重ねていくつかのプロトタイプ開発を経たのちに、Ucamの発表に至ったのだ。

教育・エンタメ・ヘルスケア活用の可能性

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Ucamの汎用性の高いデザインとテクノロジーは、スポーツだけでなく教育、エンターテインメント、公共安全、ヘルスケアなどさまざまな分野で活用できる可能性を秘めているという。

その適応性と使いやすさによって、撮影者も視聴者も、独自の視点とインタラクティブな体験を楽しむことができるだろう。

参考・引用元:
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MOORvision Technologies Inc.

(文・Haruka Isobe)