「つくる責任 つかう責任」

薪ストーブ関連業者や使用者は、SDGsには何と書かれているのか確認せよ。

筆者は薪ストーブ製造販売設置者、使用者に対し、「つくる責任」「つかう責任」を問う。もちろんそれを後先を考えずに推進する政府や自治体にも同様である。

それを推奨し、製造し、売り、使用することによって発生した全ての害悪の責も彼らが負うべきであろう。

現状は酷いもので、筆者や他の薪ストーブ煙害被害者からみれば「悪徳業者」としか言えない製造販売設置を行う薪ストーブ業者が横行し(今、儲かりさえすればよい)ブームに乗りデメリットを示さず宣伝販売を行っている、その結果が現状ではなかろうか。

「つくる責任 つかう責任」とは重い言葉である。薪ストーブに限定すると、通常使用において当然に煤煙悪臭を排出することが充分に予見可能な製品を製造販売する「つくる」者の責任と、それを「つかう」者が、通常使用時において相当の煤煙悪臭を出すことを承知で使用することに対する、有害物質の大気中への排出についての「全責任」を問われるべきと筆者は考える。

現に法規制が存在しないからという理由だけで、製造販売と使用の自由の権利だけが独り歩きをしている現状、つくる者、つかう者の双方が「やりたい放題」であり、排出される煤煙悪臭、有害物質に対して一切の責任を負わないというのは、大きな疑問である。

葉山町役場環境課の見解を流用すれば、トラブルが多いのは容易に予見がつくような薪ストーブを、周辺に迷惑が及ぶことを知りながら施主の求めに応じて販売施工する薪ストーブ業者は「善良ではない」ということである。

もちろん施主も「善良とは言えない。」

彼ら加害者たちは何れ、社会的制裁を受け、大きな代償を負担することになるだろう。

編集部より:この記事は青山翠氏のブログ「湘南に、きれいな青空を返して!」2023年1月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「湘南に、きれいな青空を返して!」をご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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