ヤギの飼育注意点2:臭い対策
体臭・排泄物の処理
ヤギは体臭が強い動物ではありません。主に排泄物の処理が上手くできていないことが原因で臭いが残ります。庭飼いの場合は近隣から苦情が寄せられる可能性がありますし、室内で飼う場合には根気よくしつけをしましょう。
基本的に草食動物はいつでもどこでも排泄をしてしまうため「最初は失敗して当たり前だ」という寛容さが必要です。
オスの発情期は特に注意
ヤギにあまり体臭がないと解説しましたが、発情期のオスに限っては話が違います。発情期のオスはメスを引き寄せるために普段は分泌しないフェロモンを発したり、自分のおしっこを掛けたりします。
発情期は臭い・鳴き声などが普段より気になるのでペットとして飼育する場合は早めに去勢しておくとよいでしょう。
ジャンプ力が高い
ヤギは人が苦労しなければ登れない場所でも楽々と登れるジャンプ力があります。1メートル程度の柵ではあっさりと脱走してしまう可能性がありますので、注意が必要です。高さだけでなく柵の隙間から脱走しないような作りにしておくことも忘れないでください。
事前説明
庭でヤギを飼育するには周辺住民の理解も必要です。臭いや鳴き声など事前に知らせておけば無用なトラブルを避けることにもなりますし、脱走したときにいち早く手掛かりをつかむことにもつながります。庭は自分の敷地だとしても密集している住宅地では周囲への配慮が欠かせません。