「AirPods Pro」第1世代と第2世代の通話時や音楽鑑賞時の音質をチェック!

「AirPods Pro」の第1世代と第2世代を比較!4万円払って買い替えるほどの価値はある?
「AirPods Pro」第2世代に搭載されている最新のH2チップ(画像は「Apple」公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

続いて、最も重要な“音質の違い”を確認していきます。まず通話に関しては、どちらの世代もクリアに通話先の声が聞こえ、ストレスを感じることなく声を聞き取れました。また、こちら側の声もしっかり相手に聞こえているようで、「声が小さくて聞き取りにくい」「雑音がひどい」という問題も特に起きませんでした。

次に、音楽を聴く際の音質をチェック。「AirPods Pro」といえば癖のない音色を再現し、バランスの良さに定評があります。実際に、第1世代では重低音にもしっかり厚みがあり、高音も不快感は一切なく、解像度の高い音をストレスフリーで聴くことができました。

一方、第2世代でも、第1世代に備わっているニュートラルな音をしっかりと引き継いでおり、高級感のある音質を実現。第2世代では、鮮明でクリアな高音と深みのある豊かな低音をより忠実に再現する「H2チップ」を採用していることもあり、第1世代にはなかった“音に包み込まれるような感覚”を味わえました。

とはいえ、「劇的に音質が良くなった!」とまでは言い切れず、素人の立場からすると、第1世代でも十分満足のいく音質を体験できます。そのため、音に対してこだわりを持っている場合を除けば、両世代の“音質の差”はそこまで気にならないでしょう。

「AirPods Pro」第2世代、第1世代よりも優れた機能性は?

イヤホン本体での音量調整が可能に

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「AirPods Pro」第2世代では、本体の“くぼみ”を指先でスライドさせると音量調整ができます。精度もかなり高く、軽めのスライドでしっかりと反応しました(画像=『オトナライフ』より 引用)

音質以外にも様々な機能を向上させている「AirPods Pro」第2世代。特に嬉しかったのは、「タッチコントロールによる音量調整」が可能になった点と、「ノイズキャンセリング機能の性能アップ」でした。

そもそも第1世代では、音量調整を行う際にスマートフォンによる操作のみとなっていましたが、第2世代ではタッチセンサーが新たに搭載され、イヤホンの“くぼみ部分”を上下にスライドすることで音量調整が可能に。

スマホをポケットやかばんに入れている時、音量を変えるためだけに出し入れするのが煩わしかったものの、イヤホン本体で調整を行えるようになったのは、第2世代の強みになっています。

ノイズキャンセリング機能がパワーアップ!

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ノイズキャンセリングマイクと後部の通気口は、外から入ってくる音を最もすばやく検知できる場所に配置されました(画像は「Apple」公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

そして第2世代で最大の特徴となるのが、雑音を消してくれる“ノイズキャンセリング機能”です。第1世代にももともと備わっている機能ですが、第2世代では性能がさらに向上し、第1世代の最大2倍の効果を発揮します。

正直なところ、第1世代でも十分機能性があるため、「2倍と言ってもそこまで変わらないのではないか…?」と思っていましたが、実際に使ってみると、かなり違いがあることを実感できました。

特に電車内や車の交通量が多い道路などの近くで利用すると、その差は一目瞭然。従来以上に雑音が入ってこなくなったため、音楽や動画視聴はもちろん、ビジネスシーンなどにおいても、集中したい時にはうってつけかもしれません。