SNSから犯罪に巻き込まれる「闇バイト」。昨今の社会問題として注目されているが、どのようなきっかけで犯罪に手を染めてしまうのか。特殊詐欺・フィッシング詐欺、「グレーゾーン犯罪」などの対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社が「闇バイト」について実態調査をしている。その結果をみてみよう。

受け子の半数ほどがSNSから闇バイトに応募している

SNSに氾濫する「闇バイト」の募集、受け子の5人に1人は10代【トビラシステムズ調べ】
(画像=SNSで「闇バイト」の求人をみたことがあるのは圧倒的に若年層が多い。ターゲットされているのがよくわかる(「トビラシステムズ株式会社」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

短期間で高収入などといった甘い言葉で巧みに実行犯を募集する「闇バイト」。特殊詐欺の受け子や出し子、強盗など犯罪の実行役をSNSやインターネットの掲示板等で募るケースが多くなっている。2023年11月17日~11月18日に1,206人に「闇バイト」に関する意識調査を行ったところ、10代の約3割が闇バイト募集を「見たことがある」と答えている。警察庁の発表によると、検挙された被疑者の受け子の5人に1人が少年だったようで、若年層が関わっていることも大きな問題となっている。

SNSに氾濫する「闇バイト」の募集、受け子の5人に1人は10代【トビラシステムズ調べ】
(画像=受け子になる経緯では4分の3が「SNSからの応募」、「知人等紹介」(「トビラシステムズ株式会社」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

では、どのような経緯で受け子となってしまうのか。警察庁によると、2023年1月から7月末までに検挙された被疑者の受け子の46.9%が「SNSからの応募」で最多だった。次いで「知人等紹介」が27.5%と、4人に3人はこの2パターンのどちらかで関わっていることになる。