F-22パイロットが撮影した映像がリーク!?
政府内部の関係者に接触を図り話を聞いたクルサート氏は、アラスカ上空のUAPはミント菓子のチクタク(Tic-Tac)型の形状であったと複数人から聞かされたと話す。“チクタクUFO”といえば、2004年にカリフォルニア沖上空で米海軍の空母ニミッツ艦隊が確認したUFOがまさにそれだ。
クルサート氏はアラスカで撃墜された物体は中国の気球とは違うものであったと説明し、それは「異常」なものであったと指摘している。F-22がミサイルを物体に命中させたとき、何かが落ち、それは命中後も動き続けたというのだ。
「確かに、ある物体に向けてミサイルが発射されました。その物体は面白いことに、巨大なチクタクに少し似ていると表現されていました。(撃墜の瞬間に)その物体から何かが落ちるのが見えたといいます。最新鋭のミサイルであるAIMミサイルが命中したにも関わらず、それは動き続けたということです。そして私はこの件について国防筋や情報機関のさまざまな人々と話しましたが、その通りだと言われたのは、アラスカの物体は“異常”であったということです」(クルサート氏)
クルサート氏は防衛担当者からもっと情報を入手したかったが、彼らはそれについて話し合うことに消極的だったという。具体的に何が“異常”であったのかを尋ねたところ、彼らは答えを拒否したということだ。
「しかしお気づきかもしれませんが、NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)の歴史で初めてアメリカが北米上空で何かを撃墜したということについて、誰もアメリカ国民にも世界にも報告していないのです。それは歴史的な出来事です。しかし私たちもアメリカも、その撃墜に何が関係していたのか、その全容を知らされていません」(クルサート氏)
そして撃墜の1カ月半後の3月24日、YouTubeに気になる動画が投稿されている。
動画のタイトルは「Leaked – Clear video of Fighter Jet encountering a UFO over Alaska(流出―戦闘機がアラスカ上空でUFOに遭遇した鮮明な映像)」で、アラスカ上空のUFOビデオがリークされたと説明しているが、これが2月10日の撃墜に関係したものなのかは不明である。

しかし映像のUFOはまさに円盤型で、クルサート氏が関係者から聞いた「チクタク型」の形状とは異なる。動画のコメント欄にはフライト・シミュレーションやゲームの映像ではないかという指摘もあるようだが、いずれにしても詳しいことはわかっていない。
回収されたはずだが当局からは何の報告もなく、疑惑が膨らむばかりのアラスカ上空で撃墜されたUAPについて、続報があればまたお伝えしたい。
参考:「Howandwhys」ほか
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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