MF:田中聡(湘南ベルマーレ)
開幕戦は川崎フロンターレを相手に逆転負けを喫した湘南ベルマーレ。第2節、京都サンガとの1戦では序盤からMF田中聡が魅せた。セットプレーの流れの中、一度は弾かれたボールをボレーでコースを突き先制点をマーク。その後もゲームを通してつなぎ役としての役割をまっとうし、チームに嬉しい初勝利をもたらす原動力となった(2-1)。
MF:森田晃樹(東京ヴェルディ)
前節は16シーズンぶりにJ1でのゲームとなった東京ヴェルディ。開幕戦は終了間際の連続失点で横浜F・マリノスに逆転負けとなった。悔しい敗戦のあとで今季初勝利を狙った第2節の浦和レッズ戦だったが、またも終盤にPKで失点し初勝利はお預けとなった(1-1)。しかし、選手は個々に特徴を存分に発揮していると言える。今節は特にMF森田晃樹の働きが光った。積極的なエリア近くへの侵入で攻撃に厚みをもたらし、交代するまで粘り強い守備も見せつけた。
MF:紺野和也(アビスパ福岡)
昨2023シーズン、大躍進を遂げたアビスパ福岡。そんなチームを導いた立役者の1人がMF紺野和也だ。今季も開幕から2試合連続スタメンと、もはやチームにとって欠かせない選手であることは言うまでもない。今節の横浜F・マリノス戦でも、サイドから積極的にチャンスメイクを図る姿勢が印象的であり、後半立ち上がりには結果的にこのゲーム唯一の得点となる先制点もマーク。チームに今季初勝利をもたらした(1-0)。
MF:山田康太(ガンバ大阪)
開幕戦は、昇格組の町田ゼルビアを相手に終盤のゴールで引き分けたガンバ大阪。シーズン初勝利を目指した今節のアルビレックス新潟戦(1-0)では、新加入のMF山田康太が躍動した。ゴールやアシストに直接関わることは叶わなかったが、アイデア溢れるラストパスや縦への推進力で攻撃を活性化させ、ホームに駆け付けたサポーターに存在感を見せつけた。
FW:マルセロ・ヒアン(サガン鳥栖)
開幕戦から2試合連続のスタメン出場となった今季サガン鳥栖期待の新戦力の1人FWマルセロ・ヒアン。大量得点を挙げた今節、その口火を切る先制点で嬉しい移籍後初ゴールをマークしている(対北海道コンサドーレ札幌4-0)。前半早々に得たチャンスを冷静に決めると、その後もポストプレーでチャンスに絡むなど躍動。伸び盛りの21歳FWが、新天地に選んだ鳥栖でどんな進化を遂げるのか。クラブにとってもシーズンを通して大きな楽しみの1つとなっていることだろう。