商社やエミレーツ航空のキャビンアテンダント(CA)、英語学習コンサルタントなど複数の職を経て芸人になったというCRAZY COCOさん。
芸歴2年目にしてYouTubeやインスタグラムのフォロワー数はそれぞれ20万人を超え、さまざまなテレビ番組に出演するほか、TOKYO FMで放送中の人気ラジオ番組「SCHOOL OF ROCK!」でレギュラー(教頭)を務めるなど幅広く活躍しています。
U-NOTE編集部は、COCOさんに夢をかなえるために大事にしていること、20代に伝えたいことを聞きました。
第1回「エミレーツ航空CAから芸人、芸歴2年で人気ラジオ「SCHOOL OF ROCK!」レギュラーに CRAZY COCOさんが“直行便”で夢をつかむまで【インタビュー Part1】」はこちらから
“直行便”で夢をつかむには
―――COCOさんのなかで、夢を現実のものにするために、一番大事なことは何でしょうか。
(夢を)言っていくことで、かなえやすくなるなって思いました。それこそ、いまラジオの仕事をさせてもらってるんですけど、自分の中で中長期的な目標だったんです。
単発でラジオに出演させてもらったときに、「ラジオをやってみたいんですよね」という話をしていたら、目標がかないました。
あと、「大体芸歴5年目ぐらいまでに本を出したいな」と、マネージャーとか事務所、いろいろな現場で言ってたんです。
35歳でエンターテイナーになるっていう夢を恥ずかしいなと思いながらやってたら、かなうのはもっと遅かったかなと思います。
笑われてもいいし、自分はそのためには努力を惜しまないという、自分の軸を持って強めに行けたから、それを知ってる人たちが拡散してくれたりして、(夢に)つながっていったと思うので。口に出して言霊にしていくことは、1番重要なんじゃないかなと思いますね。
仕事と夢を一緒にできないっていう人もいるじゃないですか? 仕事はお金とか生活(のため)と割り切って、休みの日に好きなことをやるという人もいると思うんですけど、もし自分の夢が好きなことに付随しているんだったら、それを仕事にした方が努力できるよな、みたいな。
努力がしやすい、それが努力って思わずに済むぐらいまで落とし込むようにすると、いつの間にかやりたいことができているという感覚はありますね。
ーーーCOCOさんのインタビューを読んでいる人が、「この人はすごい人で、私とは違う」と線引きしちゃう人もいると思うんですよ。そういう考えについてはどう思われますか。
私なんか本当にFランク大学出身ですし、高校も全然偏差値よくないし、周りの友達も大学を目指した子が少ないぐらい、大阪出身の普通の女なんで。
私でもできたから、みんなできますよ。ただ、みなさんと私が違うことが唯一あるとすれば、自分とどれだけ向き合ったかっていうだけだと。「やりたいことないんです」って言っている人、好きなことを100個羅列したことありますか。
「私はこんなことできない」って言っている方の気持ちもすごくわかるんですけど、結局起きてないことで不安になるのって、めちゃめちゃ時間の無駄だと思っていて。1回やって無理だったら別にやめたらいいじゃんっていう。
多分マインドの持っていき方が違うだけで、別に経歴とか全然すごくないし、ただCAって1つ(経歴に)入っちゃってるから、日本はCAに憧れる文化なので、大層なことをしたって思っているかもしれないですけど。
CAになれたのも、たまたま前回(COCOさんがCAの試験に受かったのは、受験2回目)落ちたときのリクルーターが面接官で、その人が半年の間に髪色を変えていたから、「髪色変えたよね! 素敵!」って言ったら受かっただけなんで。
だから、「できる、できない」じゃなくて、「やるか、やらないか」だけの話。誰にも負けないぐらい企業研究しましたかっていう。