車両の特徴

足つき&取り回しは?

立ちゴケの経験もあることから、F900Rは迷わずローシートを選択。私の身長は157cmと低い方ではありませんが、欲を言うなら160cm欲しかったなと今更ながら思うこともあります。
BMWはドイツ人向けということもあり、シートがとにかく高い!!
このF900Rも数種類のシートがあり、一番高いエクストラハイシートは865mmと考えられない高さのものもあります。
ローシートは770mm、プラスして厚底ブーツを使用。これで絶対的安心感!
このローシートは純正オプションのため、シートが薄くなることもないので走行にも問題ありません。
通常シートモデルは、ESA(電子調整サスペンション)つきですがローシートになるとESAがないので段差など若干の振動はありますが、足つき優先の私にとってはESAよりもローシートが大事でした。

取り回しに関しては、車両重量215kgと決して軽くはありません。
ただ、自分の太ももをタンクからシートにかけてしっかり押し当てて慌てずゆっくり人の字を作りながら取り回しをすることでスムーズにできます。

走り【街中編】

894ccの水冷4ストローク並列2気筒エンジンを搭載し、ネイキッドバイクのため比較的アップライトポジションのバイクです。
ライディングモードは3つから選ぶことができ、発進加速ともに心地いい走りをしてくれるダイナミックを選択することが多い私。
初めは馬力がありすぎて、怖いかな〜と思いましたが、わかりやすく言うと発進時半クラにした時、後ろから誰かが押してくれる感覚に似ています。
アシストスリッパークラッチを搭載しているので、街中の渋滞で半クラがきついと思うこともほとんどありません。
F900Rは2気筒ということもあり、少し低めのギアを使ったほうが乗りやすく、必要以上にギアをあげるとギクシャク感が出やすいです。

走り【ワインディング編】

バイク走行の1番の醍醐味といってもいいぐらいのワインディング走行。
ついついスピードも出したくなるところでもあります。

最高出力105PS、最大トルク92Nmを最大限発揮してくれる走行ができるのもワインディングでの走行だと感じます。
峠道での上りは街中走行と同じく、低めのギアで登っていくのが楽しめます。
おもしろいぐらいにグイグイ上っていってくれます!
ショートサイレンサーで歯切れのいい音が響き渡り、爽快感が何ともいえません。
コーナーで、ちょっとスピードが出すぎたかな。と思っても電子制御システムで、運転の手助けをしてくれ過信はいけませんが、目線だけでコーナーもスイスイ走行することができます。

走り【高速道路編】

法定速度80kmでとにかく安定して走行することができます。法定速度に到達するまでも早い!
上下使用できるオートシフターもスムーズに使用することができ、高速での怖さを感じません。


欠点としてはウィンドプロテクションが少し劣ります。これは仕方のないことですが、大きめのスクリーンがあればもっと風の抵抗を受けずに走行できるかと思います。