話題のフィスカーの完成度は‥‥

【ワールドカーアワード2024_LA試乗会報告】世界で最も優れたクルマな何か? 話題のヒョンデNモデルをはじめ話題車を一気乗り by山本シンヤ
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

IONIQ 5 Nが用いる電動化グローバルプラットフォーム「E-GMP」を活用した3列シートSUV「KIA EV9」やラグジュアリークロスオーバー「ジェネシスElectrifaied GV70」もすごかった。EV9はエアサスと錯覚するくらいの快適性の高さと3列シートを忘れる一体感のあるハンドリング、GV70は圧倒的な静粛性と滑らかなフットワークに、ヒョンデの電動化時代における「攻めの姿勢」をリアルに実感。性能はもちろん、クルマの完成度と言う意味でも「日本車、大丈夫?」と言うくらいのモデルだった。

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

話題だったのは新生フィスカー初の電動SUV「オーシャン」。マグナが手掛けたFM29プラットフォームにシステム出力550psのツインモーターAWDを搭載。個性的な内外装、リサイクル素材の積極的採用なども注目の的だった。そのクルマとしての実力は!! 直線は速いことは速いのだが、シャシーがまったく追い付いておらず、曲がりは応答遅れやドタバタした乗り味など前時代的でクルマとしての完成度はイマイチだった

日本車はプリウス/CX-90/スズキ・フロンクスに試乗

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

日本車勢はどうか? 今回試乗したのはトヨタ・プリウス/プリウスプライム(PHEV)とマツダCX-90、そしてスズキ・フロンクス(インド工場・生産車)の3台。プリウスは日本向けと変わらない意のままの走り、CX-90はCX-60よりも少しだけ落ち着いた乗り心地とガソリンターボの気持ちよさ、フロンクスは素朴ないいクルマ感を実感。BEVに比べると煌びやかさや先進性はないが、現実解として他の地域の選考委員も評価してほしいと願っている。

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

昨今話題の中国勢はMG ONEを試乗。今回のモデルはガソリン車だったが、見た目の先進性とは裏腹に昭和の時代の日本車のような乗り味に懐かしさを感じたほど。「中国車すごい!!」と言う報道を耳にするが、メーカーによって差は確実にある。このあたりはやはりリアルに体験しないとわからない。

欧州勢はメルセデス・ベンツEQE SUVとボルボEX30に試乗。どちらも見た目/走り共に先進性と老舗の味とのバランスが絶妙だった。この辺りはさすが「クルマ屋が作るBEV」であることを実感した。

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

提供元・CAR and DRIVER

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