■巨人の存在が明らかに!
S「見える……人の影が、とても背が高くて、細い。影しか見えない。そこに居たのに、居ない、彼らはもう存在しない」
M「彼らが存在していた時代に戻ってくれ」
(中略)
S「とても背の高い人々が見える。細くて背が高く、そして大きい。あぁ……なにか奇妙な衣装を着ている。」
(中略)
M「それでは、南緯80度、東経64度に移動してくれ」
S「ピラミッドのようなものが見えるが、よくわからない」
M「よし。ピラミッドには内側と外側があるか?」
S「両方ある。巨大だ、本当に。あぁ、興味深い光景が見える。嵐を遮るためのシェルターのようなものがある」
M「中に入ってくれ」
S「色々な部屋があるが、ほとんど家具のようなものは見当たらない。ここは、そうだな、寝るため、いや、冬眠するための極めて機能的な部屋のようだ。深刻な嵐の間に冬眠して過ごすための」
M「寝ている人々に話しかけてみてくれ」
S「……あぁ、とても、背が高い、そして大きい人々だ。だけど、細くて、あぁ、薄いシルクのようなものを羽織っている。しかも、体に合わせて作られたようだ。(中略)彼らは古代の人々だ。あぁ、死にかけている」
M「詳しく教えてくれ」
S「彼らは生き残る方法を探しているが、それが見つからないようだ。何も方法がないから、彼らは何かが戻ってくるのを待っている」
(中略)
M「インタビューを終える前に、彼らが君のことを知っているか、君が彼らを助けることができるか聞いてくれ」
S「……私に分かることは彼らが待たなければならないということだけ。彼らは私のことを知らない。幻覚かなにかだと思っている」