悩みの種の選手起用
2024シーズンに向け、前線を中心に大型補強を図った名古屋。昨季16得点のFWキャスパー・ユンカーを完全移籍に移行するとともに、京都サンガからFWパトリック、アビスパ福岡からFW山岸祐也を獲得した。昨シーズン二桁得点を挙げた3選手を擁する前線は、リーグトップクラスの陣容と考えられた。
しかし開幕戦では、繋ぎ役としても長けた山岸が怪我によってメンバー外となったこと、そもそも前線の選手までボールが渡る回数が少なかったことで、豪華なFW陣は不発。それどころか昨季までの主力が複数抜け、離脱者まで出ているDF陣に不安を抱えることとなった。
次戦、第2節(3月2日14:00)の相手はJ1初参戦の町田ゼルビアとなる。開幕戦では退場者を出したのちにガンバ大阪に追い付かれたが、それまでは五分かそれ以上に渡り合っていた(1-1)。長いボールを蹴ることに躊躇がなく、最終ラインに不安を抱える名古屋にとって厄介な相手だ。
あくまで1試合が終わったに過ぎないが、長谷川監督にとって早速悩みが尽きない状況となっている。