サイバーエージェントは株式会社デジタルインファクトと共同で、国内動画広告の市場調査を実施しました。
本調査では、インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額を推計し市場規模予測を算出しており(※1)、動画広告市場の推計・予測を、【広告デバイス別】・【広告商品別】に出しております。加えて、新たに【縦型動画広告の推計・予測】についても調査し算出しております。
今回で10回目となる国内の動画広告市場の調査結果は以下のとおりです。

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■2023年国内動画広告市場の背景

■ 動画広告市場推計・予測 <広告デバイス別> 2022年-2027年
(PC・スマートフォン・コネクテッドテレビ)

■動画広告市場推計・予測 <広告商品別> 2022年-2027年
(インフィード広告・インストリーム広告・インバナー広告)

■縦型動画広告需要の推計・予測 2022年-2027年

■ 国内動画広告市場の今後 _____________________

2023年国内動画広告市場の背景

ウクライナ・中東情勢に端を発する世界的な原材料費の高騰、物価上昇などによる生活者の消費意識の変化は、大手広告主企業の広告予算抑制などインターネット広告市場にも影響を及ぼしました。その一方で、動画広告は、良質な動画コンテンツの増加とともに表現力豊かなクリエイティブの開発などにより、広告主企業にとってマーケティングプロモーション手法としての魅力度をさらに高めることで、広告主企業のテレビCM予算やインターネット広告の静止画バナー広告予算の流入が進んでおります。
また近年、生活者による縦型ショート動画コンテンツの視聴が大きく増加し、広告主と生活者との新しいコミュニケーションの機会が広がりました。また、コネクテッドテレビの普及により、テレビデバイスにおける動画広告の配信も広がり、動画広告を介した広告主と生活者の接点はますます広がっています。
これらの要因から、2023年の動画広告市場は、インターネット広告市場を上回る水準で成長を遂げました。

【1】 動画広告市場推計・予測 <デバイス別> (2022年-2027年)

サイバーエージェント、2023年国内動画広告の市場調査を発表
(画像=『RTB SQUARE』より 引用)

2023年の動画広告市場は、昨年対比112%の6,253億円に到達
2024年は7,209億円、2027年には1兆228億円に達する見込み

2023年の動画広告市場規模は、昨年対比112%となる6,253億円と順調な成長を遂げました。スマートフォン向け動画広告需要は昨年対比109.7%の5,048億円にのぼり、動画広告需要全体の81%を占めています。
また、コネクテッドテレビ向け動画広告需要は昨年対比137.0%となる740億円と、市場全体の成長をけん引する高い成長を遂げています。
動画広告市場は今後も高い水準の成長を維持し、2024年は7,209億円に、2027年には1兆228億円に達すると予測します。