■ケネディ家

 有名な歴史的事件である1963年の“JFK暗殺”だが、実はその前には兄のジョゼフと妹のキャスリーンは飛行機事故で亡くなり、もう一人の妹のローズマリーはロボトミー手術を受けて後遺症を負っている。

 ジョン・F・ケネディの生後2日の息子パトリックは1963年に亡くなり、息子のジョン・F・ケネディ・ジュニアは1999年の飛行機事故で妻のキャロリンとともに亡くなることになる。 ロバート兄弟は1968年に銃撃され、もう一人のテディは1969年に橋から車を転落させて28歳の乗客を死亡させ、彼の大統領への希望を潰えさせた。

 その他の死亡事故にはスキーやカヌーによる死亡事故もある。伝説によると、JFKのアイルランド人の曾祖父トーマス・フィッツジェラルドが1838年に呪われた宝物を掘り出したことが、一家の不運の始まりだったという。

 大統領の妻、ジャクリーンが再婚後、不運なオナシス家にその“呪い”を引き継いだのだという指摘もあるようだ。

呪われた家族「ブルース・リーの息子射殺」「フォン・エリックの悲劇」と「ケネディのジンクス」
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

■グリマルディ家

 グリマルディ家は何世紀にもわたって地中海のモナコ公国を統治してきた。しかし14世紀にレーニエ大公が美しい乙女を誘拐し強姦した後、彼女は魔女となり、結婚では決して本当の幸せを見つけられないように「グリマルディ家の末代に至るまで、皆幸せな結婚はでない」とグリマルディ家を呪ったといわれている。

 1982年、レーニエ3世大公の妻で女優のグレース・ケリーが自動車事故で亡くなったとき、この“呪い”が再び取り沙汰されることになった。

 娘のキャロライン王女はその後離婚し、2番目の夫がスピードボートの事故で亡くなった後、未亡人となった。もう一人の娘ステファニー王女も二度離婚している。

■ギネス家

「ギネスビール」で知られるアイルランドの醸造家アーサー・ギネスは1759年にビール醸造会社を設立して成功を収めた。しかし私生活では21人の子供のうち10人を亡くし、多くの子孫も悲劇的な運命をたどっている。

 その中には、1944年にテロリストによって暗殺されたモイン卿や、1966年に自動車事故で21歳で亡くなった相続人タラ・ブラウンも含まれている。

 1978年だけでも、イタリアで35歳のヘンリエッタ・ギネス夫人が橋から飛び降りて死亡し、4歳のピーター・ギネスが自動車事故で死亡、デニーズ・ギネスがオーバードースで死亡した。つい最近の2020年には、ギネス相続人のオナー・ウーロス氏が事故による溺死で亡くなっている(享年19)。

■リー家

 ブルース・リーの長男、ブランドン・リーは『クロウ/飛翔伝説』の撮影現場で不慮の事故に遭い死亡した。

 1993年に28歳の俳優ブランドン・リーが映画『クロウ/飛翔伝説(原題:The Crow)』の撮影現場で誤って射殺されたとき、家族の呪いの噂が再燃した。

 彼の父、格闘技界のレジェンドであるブルース・リーは、1973年に薬物に対するアレルギー反応による脳浮腫により32歳で亡くなった。ブルースの父親リー・ホイ・チュエンは、彼の家族に息子が早世するように呪った中国人商人のグループがいることを示唆していたという。