一般公開されているGPTsの作例

実際に 一般公開されているGPTsがどういったものなのか具体的にご紹介します。

LegalGPT:法律相談が可能なGPTs

LegalGPTは、法律問題に特化したGPTsです。

【GPTs】ノーコードで自分用のChatGPTを開発!作例やオリジナルGPTsの作り方を解説
LegalGPTは、弁護士や法律の専門家による事件調査や法的文書作成の支援を目的に作られたGPTsです。LegalGPTを使用することで、法律関連の専門知識を必要とせずに、法律文書の作成や法的アドバイスを得ることが可能です(画像=『オトナライフ』より 引用)

参考元:LegalGPT

【GPTs】ノーコードで自分用のChatGPTを開発!作例やオリジナルGPTsの作り方を解説
一例として「悪質な行為を記録したYouTube動画を公開する。公開されたくなければTwitterで謝罪しろ」と言われた状況について質問してみました。するとLegalGPTは、刑法第222条、第223条について解説したうえでこのケースは「強要」に該当する可能性が高く、刑事事件として扱えるうえ、民事訴訟も可能という返答が来ました。精度はまだ一定のレベルに達していないように見えますが、参考になる条文などを調べる際の手助けにはなるでしょう(画像=『オトナライフ』より 引用)

ちなみに刑法223条の強要罪は、暴行又は脅迫により人に義務のないことを行わせなければ成立しないので、この時点では相談者は謝罪のツイートをしていないので成立しません。成立するとしても、222条の脅迫罪に留まると考えられます。

Logo Creator:ロゴ作成が可能なGPTs

Logo Creatorは、簡単にロゴを作成できるGPTsです。

【GPTs】ノーコードで自分用のChatGPTを開発!作例やオリジナルGPTsの作り方を解説
Logo Creatorを使うと、特定のスタイルやシンプルさのレベル、テキストの有無、ロゴタイプなどを選択することで、自分の希望に合ったロゴを作成することが可能です。2024年2月現在GPTs Store人気ランキング3位にランクインしているGPTsです(画像=『オトナライフ』より 引用)

参考元:Logo Creator

【GPTs】ノーコードで自分用のChatGPTを開発!作例やオリジナルGPTsの作り方を解説
試しに架空の社名を設定し、Logo Creatorに猫をモチーフにしたロゴを作ってもらいました。可愛いですし、名刺などにマークの部分だけをワンポイントで載せても良さそうですね(画像=『オトナライフ』より 引用)

Write For Me:ライティングが可能なGPTs

Write For Meは高品質なライティングを目的としたGPTsです。

【GPTs】ノーコードで自分用のChatGPTを開発!作例やオリジナルGPTsの作り方を解説
Write For Meは、品質や関連性、正確な文字数に重点を置いて文章を作成してくれるGPTsです(画像=『オトナライフ』より 引用)

参考元:Write For Me

【GPTs】ノーコードで自分用のChatGPTを開発!作例やオリジナルGPTsの作り方を解説
ただしWrite For Meはプラットフォームに応じた書き分けなどは不得意なようで、要注意。たとえばXに投稿する長文ポストを想定した「スパイスカレーを作る楽しさ」に関する文章を頼んだところ、長文の個人ブログやメルマガの記事のような見出しが生成されてしまいました(画像=『オトナライフ』より 引用)

Write For Meが書いた文章を確認すると、「スパイスカレー作りの最大の楽しみは、自分だけの味を見つけることにあります。クミン、コリアンダー、ターメリックなど、さまざまなスパイスを自分の好みに合わせて組み合わせ、独自の味わいを生み出す過程は、まさに料理の魔法です。この探求は、料理に新たな次元をもたらし、毎回の料理を特別な体験に変えてくれます。」といった、現時点ではいわゆるAIっぽさが抜けない文章が生成されてしまいます。あくまで「文章が必要なときのたたき台」的な位置づけのGPTsと言えそうです。

GPTsを提供する国内の企業も登場

日々、多種多様な目的のGPTsが公開されていますが、国内でもGPTsを自社サービスに組み込み提供する企業が現れました。

カラーミーショップ:公式APIの使い方を解説するGPTs

ECサイト開設サービスのカラーミーショップでは、開発者向けページで公式APIの使い方を解説するGPTsを導入しました。

【GPTs】ノーコードで自分用のChatGPTを開発!作例やオリジナルGPTsの作り方を解説
GMOペパボ株式会社が提供するカラーミーショップの開発者向けページでは、API定義を読み込ませて、APIの使い方や仕様について自然言語で問い合わせることができるGPTsを提供しています(画像=『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元:カラーミーショップ Developer「カラーミーショップ API (1.0.0)」)

参考元:カラーミーショップ Developer