“夢想家”チームを率いる創業者2人は数学者と博士

2021年創業、社員数30人以上(うち女性が40%)、現在世界各地に6拠点を持つ同社チームは科学者や起業家、エンジニアから成り、「神経学的評価とケアのデジタル化を実現するプラットフォームの構築」を推進する「夢想家」たちだ。

前列中央は2匹の「社員犬」のうち1匹と思われる。もう1匹が気になる。NeuraLight社公式サイトより引用

「数字で見る NeuraLight社」の一覧に「社員犬2匹」という項目を記載する(他の数字としては13テラバイト以上の眼球測定データを収集、100万人を分析、資金調達3000万ドル以上などが挙げられている)同社のオフィス写真からは、カジュアルでリラックスした雰囲気がうかがえる。

NeuraLight社公式サイトより引用

共同創業者兼CTOのEdmund Benami氏は連続起業家にして数学者。20年以上にわたって世界水準のチームを構築し、新規AIアルゴリズムの設計や信号処理、コンピューター画像認識、AIなどについて技術上の課題に取り組んできた人物だ。

また、共同創業者で博士号を持つGil Shklarski氏は世界的にも著名な技術者。Flatiron Health(Rocheに売却)のCTOを務めたほか、エンジニア2人だけの技術チームを350人の規模にまで成長させた経験を持ち、専門はソフトウェアやDevOps、IT、セキュリティ、製品設計、データサイエンスなど多岐にわたる。

NeuraLight社はパーキンソン病だけでなくアルツハイマー病、ALS、多発性硬化症にも重点を置いているとのこと。「症状の査定とケアをデジタル化することで神経疾患に苦しむ人々の生活を変える」ことをミッションに掲げる同社。神経疾患の効果的な予防・診断・治療が実現した、人々がより長く健康に暮らせる世界を目指すとしている。

(文・Techable編集部)